天婦羅 たけうち

ドリンクとのマリアージュが叶う天ぷら専門店

お客さまファーストとおもてなしの心へのこだわり

〈天婦羅たけうち〉が本当においしい天ぷらを提供できるのは、著名な老舗高級料亭での修行を経験しているという理由だけではないようだ。

今回は、店主が考える?店づくりへのこだわり?についてのインタビューをご紹介。

―創業当初から大切にしていることはありますか

私が常に心がけているのは『お客さまファースト』です。

お店によってはご来店時間を設定されているところもあるようですが、当店は営業時間内であればご都合のよい時間にご予約をお受けしております。

お客さまがお店に合わせるのではなく、ご希望の時間帯に合わせて仕込みなどの準備を進めています。

―竹内さんが考えるお店のこだわりがあればお聞かせください

もしかすると私のこだわりそのものが『お客さまファースト』なのかもしれません。

グラスや器、ドリンク類など、当店で取り扱うものはすべて『天ぷらをよりおいしく味わっていただくために』という想いで選んでいます。

―ソムリエや?酒師の資格もそのために取得されたのでしょうか

酒師の資格はサービスマンとして大手ホテルに従事していたころに、ソムリエの資格は札幌なだ万雅殿での修行中に取得したのですが、本当においしいものを提供するためには深い知識が必要不可欠という考えからですね。

個人店はとくに店主の好みなどにかたよりがちなので、これらの資格は『天ぷらに合うお酒』を見極めるために必要なプロセスのひとつ、そしてアルコール類も厳選しているという裏付けにもなると考えています。

―天ぷらをよりおいしく召し上がっていただくコツとは

お客さまからは時おり「この天ぷらにはなにをつけたらよいですか？」と尋ねられることがあります。

そのようなときは、簡単なアドバイスや私自身が好きな食べ方などを軽くお伝えすることはありますが、「これにはこれを！」といったことは決して言いません。

―それはどのような想いがあるのでしょうか

天ぷらに限らず、お食事は一緒に召し上がるお相手や会話、お店の雰囲気などによって味の感じ方が変化しますので、「これがおいしかったね！次はこれをつけてみようかな」など、楽しみながら召し上がっていただくきっかけになればと。

もちろん４種の塩も天つゆもオリジナルですので、当店自慢の蝦夷前天ぷらを存分に味わっていただきたいと思います。

―器やグラスはどのようにして選ばれているのでしょうか

料理や飲み物は器によっても味わいが変わるため、見た目だけではなく手に持った感触や使い心地も考慮しています。

また、グラスは伝統的な手法を用いた製品をはじめ、日本ならではの繊細さや上品さ、ほどよい華やかさを感じていただけるデザインを選定しておりますので、心地よい『非日常』も楽しんでいただけたらうれしいですね。

『天ぷらをよりおいしく召し上がっていただくための店づくりは、自己満足ではなく常にお客さま軸であること』

これが〈天婦羅たけうち〉のぶれないこだわりのようだ。

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