OHAKO
希少な「千日和牛」を存分に堪能できる
フルアテンドの焼肉割烹店
JR福井駅の西口広場から中央大通りを西に700mほど。ビルとビルの間に異彩を放つ黒い外観をした建物がある。ここがご紹介する焼肉割烹店〈OHAKO〉だ。
完全予約制にて営業をしているので、店に着いたら先ずは入り口横のインターホンで予約名を。ドアの施錠を解除してくれる。
築50年ほどの建物をリノベーションしたという店内も外観同様に黒を基調としており、吹き抜けにしたフロアには歴史を物語る当時の梁などをそのまま利用。壁や通路などにもこだわりの設えが施されており、ほの暗さも相まって独特の雰囲気を醸している。無煙ロースター付きテーブルを6卓と個室1室が用意され、天井裏からダウンライトが照らすシックな大人の空間で、専任の“焼き師”が一枚一枚丁寧に焼き上げる極上の焼肉と一品料理を堪能していただける。
シェフの山口教夫氏は、東京の有名店で研鑽を積んで福井に戻り、福井の食文化に貢献したい、そしてJapanese‐Made … 日本の良さや素晴らしさの再認識と、全てのお客様に美味しい食事と会話を愉しんでいただきたいという想いで同店を開業。なので店で使う食材や調味料、酒類、器類やグラスに至るまで全て国内で生産・製造された品物を取り揃えている。
焼肉割烹店として最もこだわっているのが牛肉である。使うのは山形県河北町の斉藤畜産が生産する「千日和牛」。生後1000日という長い期間育てるから「千日和牛」。餌は代々受け継がれてきた配合飼料と地元農園の稲わらを食べさせるなどし、通常の黒毛和牛よりも約100日ほど長く育てている。早く機械的に出荷するのではなく、個々の状態を見極めて最高の仕上がりで出荷するため、年間100頭前後しか出荷されない希少さで、幻と言われる黒毛和牛だ。
「千日和牛」は、赤身の熟成度に奥深さがあり、脂の融点が低く口どけも良い。とろけるような柔らかさと、さっぱりとしたサシの甘さが特徴で、肉本来の味を愉しむことができる。また、肉のことをよく知る焼き師が、肉の部位やカットに応じて最高の状態に焼き上げてくれるので、最も美味しく食べられるのも同店の特徴だ。
野菜類に関しては、一流レストランや料理研究家など食のプロが取り扱う野菜を生産する白方町の「ワトム農園」の野菜をメインに、旬の味わいを感じられる美味しく安全なものだけを仕入れている。
料理を引き立てるワインには、日本ワインのみを揃えるという同店。日本ワインとは国内で栽培されたぶどうだけを使い、かつ国内で醸造されたワインのこと。原料となるぶどうは、海外の品種や日本固有の品種と多種多様ではあるが、同じ品種でも地域ごとに特徴があり、味わいも様々。日本ワインの認知度やワイナリー数も年々増えてきているが、その中からコンクールで受賞した銘柄や一般では飲むことの出来ない貴重なワインなど、世界に誇れる厳選した日本ワインも堪能できるので、ぜひご一緒に。また、ワイン以外のお酒やドリンク類も国内で生産される商品のみを取り揃えている。
様々なこだわりがある同店では、料金別に「一枚目コース」、「二枚目コース」、「OHAKOコース」の3のつコースをご用意。予算やシチュエーションに合わせてご予約いただける。特に、「OHAKOコース」に組み込まれたシャトーブリアンのカツサンドは絶品と評判なので、ぜひ一度。
〈OHAKO〉は、焼き師によるフルアテンドなので、一緒に訪れた方との会話も愉しみながら食事のできる店。希少な「千日和牛」を存分に堪能していただきたい。
店舗情報
OHAKO
住所 | 福井県福井市順化1-3-2 |
電話番号 | 050-3172-2918 |
営業時間 | 18:00~23:00 |
平均予算 | 15,000円 ※平均予算は税込み金額の目安です |
定休日 | 日曜日 ※月曜が祝日の場合は日曜営業で月曜休みとなります。 |
ホームページ | https://ohako29.com |