Patisserie En patina
素材へのこだわりと自由な発想から生まれる
目にも美しい珠玉のケーキ
ご紹介する〈Patisserie En patina〉がお客様をお迎えするのは、大通りから一本逸れた裏通り。大々的な宣伝はしていないにも関わらず、2023年11月の開業以来、その人気は右肩上がりだ。オーナーパティシエの伊藤浩之氏はパティシエ歴22年。パティシエ歴10年の奥様と2人で切り盛りする店は、深く吸い込まれそうなブルーがテーマカラー。ショーケースには宝石のようなケーキが整然と並んでいるが、一つひとつに丁寧な説明が添えられていて、それを読みながら、さあ今日はどれにしようか…と、ケーキを選ぶ時間そのものも実に愉しい。
パティシエとして世界一の称号を持つ辻口博啓氏の元で3年の修行を積み、関西等でも腕を磨いた伊藤氏が手掛けるケーキや焼き菓子は、確かな技術と自由な発想力が生きる逸品で、その土台となるのは素材へのこだわりだ。生産農家へと足を運び、納得のいくもののみを厳選することを大切にし、果実や洋の素材だけではなく、米やほうじ茶、米糀といった和の素材も効果的に取り入れていく。他では見られないような組み合わせのケーキや焼き菓子も多く、細部にまで丁寧に作り込まれた仕上がりに、思わずため息がでること請け合いである。
もしどれにしようか迷ったら、スペシャリテでもあるこだわりのショートケーキを是非に。ただし、紅ほっぺが美味しい時期のみの期間限定品なのでそこは要注意。このいちごのショートケーキをはじめ、同店が手掛けるショートケーキは生地も生クリームも軽やかに仕上げてあるので、生クリームが苦手な方からも「ここのケーキは美味しい!」と高評価。毎朝仕込む焼き菓子は手土産や贈り物にもおすすめだ。
ご自身へのご褒美に、そして大切な方とのティータイムにも。〈Patisserie En patina〉の珠玉のスイーツが、何気ない時間を特別なものにしてくれる。
店舗情報
Patisserie En patina
住所 | 岐阜県岐阜市柳津町北塚3-82 |
電話番号 | 058-372-8882 |
営業時間 | 10:00 〜18:30 10:00 〜18:00(日曜・月曜日) |
定休日 | 火曜日・第1・第3水曜日 |