s. r-trois

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北陸食材×イノベーティブフレンチ
大切な方とゆったり過ごす非日常空間

　2023年にオープンした〈エス エール トロワ〉は、高岡市で注目のフレンチレストラン。

　オーナーシェフの村田晴児氏は、大阪のフランス料理店を経て30代前半で渡仏。アルザス地方の「La Table du Gourmet」にて研修し、帰国後は神戸や京都のミシュラン店を経て、2017年よりアフリカ・ジブチの日本国大使館、2020年からは、パキスタンの日本国大使館の公邸料理長として従事。在任中に大阪・吹田市にある料亭「柏屋」でも研鑽を積み、2022年に帰国。料理人として自身の集大成となる店をオープンするために高岡市へ移住し現在に至る。

　「旬を切り取る」をテーマに、高岡を中心とした北陸の食材をベースにフランス料理の技法を大切にしながら、日本料理や世界各国での経験を活かし、その日ごとに変化する食材を丁寧に仕込み、日々変わりゆく季節を体感する一皿へと昇華させている。富山県は海の幸が有名であるが、実は畑や山、川にもポテンシャルの高い食材が多く存在するという。村田シェフ自ら生産者の元へと足を運び、生産者の誇りや自然に対する想いを引き継ぎ、その食材に合った調理法や、時には意外な素材も組み合わせながら、自身の経験に彩りと感性を加えストーリー性を持った料理を提供する。

　ランチ・ディナー共におまかせコースのみを提供。フランスの自然ワインを中心に、北陸に特化した国産ワインとのマリアージュを愉しむことができる。ワインペアリングはもちろんのこと、ノンアルコールをご希望の方にも同じように愉しんでいただくため、ソムリエが開発したノンアルコールペアリングの充実にも注目。デザートの後にはコーヒーや紅茶、オリジナルブレンドのハーブティーを、パティシエ経験にも長けた村田シェフのプティフールで、ゆったりとしたひと時をお過ごしいただける。

　ワインの持ち込みも可能な他、料理ごとにカトラリーが出され、お箸の用意もあるので、フランス料理のテーブルマナーを気にせず食事ができるのも同店ならではの心配り。県外出身の村田シェフだからこそ引き出せる富山県の魅力は、〈エス エール トロワ〉に来なければ味わえない。

店舗情報