かしわや 人形町

茶道に通じる精神を大切に
茶の湯の食事である懐石料理を愉しむ店
懐石料理とは茶の湯の食事であり、正式な茶事において、「薄茶」や「濃茶」をいただく前に提供される料理のことである。その懐石料理を味わえる店として〈かしわや 人形町〉が、2023年1月に開店した。季節を宿す美しい日本料理と、最後に召し上がっていただくお抹茶で、至福の時間を愉しめる。
店主の柏原義之氏は、京懐石の老舗で長年研鑽を積み、カリフォルニア州の在サンフランシスコ総領事館に5年、大使の移動に伴い在シンガポール大使館で3年間公邸料理人を勤めた。その後はシンガポールにて自身の店「懐石よしゆき」を開き、10年の営業を経て2022年に帰国という経歴を持つ。
食材にこだわり、柏原氏自らが市場で選ぶ食材で丁寧に仕上げられる料理には、千利休の茶道に通じる“もてなしの精神”が息づき、訪れていただいた感謝の気持ちが込められている。おまかせコースで構成される料理の数々は、季節感を大切にし、先ずは目から、そして素材の美味しさを存分に味わっていただける。特に日本料理の要とも言える煮物椀(お吸い物)は、上品な出汁と旬の食材が持つ味わいや香りが調和する自慢の逸品。心を込めて点てるお抹茶と甘味が、さらに贅沢な食事の時間として心に深く刻まれる。
店は、都営地下鉄と東京メトロが乗り入れる人形町駅から徒歩で約7分ほど。大通りから一歩入った落ち着いた路地にあり、店内にはカウンター4席と個室が用意され、記念日や接待など大切なおもてなしにも最適。貸切にも対応してくれる。
「肩肘張らずに愉しめる伝統的な懐石料理店を目指しております」と柏原氏。海外での生活も長かったことから英語でのサービスも問題なく、外国からのお客様をお連れすれば、きっと喜んでいただける。
ここ〈かしわや 人形町〉は、一度訪れたら二度三度と訪れたくなる、そんな店である。








店舗情報
かしわや 人形町
住所 | 東京都中央区日本橋小舟町11-11 K1ビル 1F |
電話番号 | 03-6264-8345 |
営業時間 | 17:00~22:30 |
平均予算 | 18,000円 ※平均予算は税込み金額の目安です |
定休日 | 日曜日、他不定休あり |
ホームページ | https://kashiwaya-nihonbashi.shopinfo.jp |