すし人 三篤
![2024aichi_sushibitomitoku4 特別なひとときをお過ごしいただくために、店内の設えにも大将のこだわりが光る。シックな黒と日本古来のベンガラ色と呼ばれる朱色をテーマにした、落ち着いた大人の空間。器は愛知県常滑市の器作家 渡辺敏史氏がお店のために製作した](https://i2.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024aichi_sushibitomitoku4.jpg?w=956&h=638&ssl=1)
三河湾の旬を中心に
極上握りとつまみをおまかせで
名古屋のベッドタウン・岡崎の閑静な住宅街の一角に、今宵も〈すし人 三篤(みとく)〉の真白い暖簾が揺れる。店舗の入り口前には箱庭園が設えられ、引き戸を開ければ、黒とベンガラの朱でまとめられた美食空間がお客様を迎えてくれる。
店内には、上質な檜のカウンターで6席のみ。板場に立つのは、幼少期から家業の米づくりに携わり、10代の頃はマグロ漁船で世界の海を巡るなど、様々な角度から食に関わってきた大将・本郷篤志氏。生まれ育ったのは香川県。鮨の修業は、名古屋の名店「すし人 酒伊」にて。ご縁があって移り住んだ岡崎市に根を下ろした。鮨を通して、三河湾の魚介や地元の豊かな食の魅力を県内外へと発信する存在でもある。
鮨は大将のおまかせスタイル。時間に追われることなくゆっくり食事をしていただきたいとの考えから、一日6席を上限とした一回転のみ。握りとつまみを交互にお出しする独特のスタイルが特徴で、手間暇を惜しまずに丁寧な仕事を施した握りは、誰もが口にした瞬間に笑顔に。三河湾で獲れる魚は身が柔らかく、鮨ネタにするのが難しいとのことだが、大将の手にかかれば極上の三河前の鮨になる。ネタによっては熟成を施し、素材の旨みや甘みを最大限に引き出すスタイルも同店の特長。一品料理を思わせるつまみは日本酒との相性も非常に良く、お客様の食べる様子を見ながら絶妙のタイミングを計って握りや料理を出してくれる。
「ご来店くださったお客様に存分に満足していただくために精進しております。」と語るように、常に市場に出回る最高の食材を見極めながら、時には利益度外視で仕入れているという。店内の設えや使う器など、全てにおいて妥協はしない。
損得勘定を超えた大将の心意気と、心に残る三河前の鮨。ぜひ味わっていただきたい。
![2024aichi_sushibitomitoku3 〈すし人三篤〉のスペシャリテであるイカの握り。冬は三河で旬を迎えるスミイカ。穂紫蘇と合わせビジュアルも美しい。](https://i1.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024aichi_sushibitomitoku3.jpg?w=637&h=425&ssl=1)
![2024aichi_sushibitomitoku7 メジマグロは脂の乗りが見て取れる。常に最高グレードの魚を仕入れている。](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024aichi_sushibitomitoku7.jpg?w=315&h=211&ssl=1)
![2024aichi_sushibitomitoku2 2週間以上熟成させ、旨みが凝縮されたヒラメはシンプルにお刺身で。日本酒と合わせたい](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024aichi_sushibitomitoku2.jpg?w=315&h=210&ssl=1)
![2024aichi_sushibitomitoku1 住宅街の中にこつ然と姿を現す箱庭園に非日常の世界へと誘われる。特別な日、特別な方との時間をゆっくりお過ごしいただくのに最適だ](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024aichi_sushibitomitoku1.jpg?w=545&h=272&ssl=1)
![2024aichi_sushibitomitoku5 鮨と向き合う姿は真剣勝負そのものだ。三河の魚は個性が強く、魚種に応じて施す仕事も異なる。江戸前の技法を基本としながら日々最高の鮨を握るために試行錯誤している](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024aichi_sushibitomitoku5.jpg?w=407&h=272&ssl=1)
店舗情報
すし人 三篤
住所 | 愛知県岡崎市針崎町東カンジ36-45 |
電話番号 | 0564-83-5820 |
営業時間 | 18:00~24:00 |
平均予算 | 夜 28,000円〜 |
定休日 | 水曜日 |
ホームページ | http://www.sushibito-mitoku.com/ |
※表記価格は税込み価格です