川敬商店

120年の時を紡ぐ美里町の老舗蔵
軽やかで綺麗な味わいの山廃仕込み
冷やで、ぬる燗で。熱燗もいい。そして、どんなシーンにも合う。誰もが楽しく美味しく飲める日本酒—それが、ご紹介する〈川敬商店〉の「黄金澤」。創業は明治35年。涌谷町から自作田を得た美里町へと蔵を移し120年の時を刻む老舗蔵だ。
主要銘柄である「黄金澤」は、創業地である涌谷町が日本最古の金の産地であったことに由来するもので、何とも縁起の良い響きだ。川敬商店が創業初代より大切にしてきたのは、蔵に棲む乳酸菌と共に酒を醸す生もと系の山廃仕込み。手間と時間をかけてこの蔵でしか醸すことのできない酒を守り抜き、現在の蔵元兼杜氏の川名由倫氏で7代目になる。
通常山廃仕込みの酒は重厚感と複雑な味わいを特長とするものだが、ここ川敬商店の「黄金澤」は、驚くほど軽やかで“綺麗”な味わいが持ち味だ。美里町の暮らしと共にある澄んだ水も、一本筋の通った凛とした「黄金澤」らしさを引き出している。
また、6代目蔵元によって2003年頃に復活を遂げた「橘屋」は、日本酒の蔵元となる以前、涌谷藩主伊達家の御用商人として金物商を生業とし、その屋号が「橘屋」であった事に由来するもので、なかなか手に入りにくい希少な一本として人気が高まる銘柄だ。さらに、7代目の由倫氏が生み出した「黄金澤 純米吟醸 HITOMĒBORĒ」、「黄金澤 純米吟醸 HITOMĒBORĒ Brut」は、女性杜氏である由倫氏の感性が活きる新しい試みで、洋酒感覚でお洒落に楽しめるシリーズだ。由倫氏は、蔵の伝統を守っていくことはもちろん、その味わいにさらに磨きをかけると共に、ボトルやラベルのデザインもリニューアル。新しいラベルを纏った「黄金澤」「橘屋」は、まず目からも酒食の場をより一層引き立てる一本に。
川敬商店は、宮城県内の7つの蔵元が協力して、毎年商品を生み出す「DATĒ SEVEN(ダテセブン)」にも名を連ね、今後の躍進にますますの期待がかかる。快く丁寧に対応してくれるので、ご購入や商品選びに関するご相談は、電話やメールでどうぞ気兼ねなくご連絡を。








店舗情報
川敬商店
住所 | 宮城県遠田郡美里町二郷字高玉6号7 |
電話番号 | 0229-58-0333 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 土曜日、日曜日、祝日 |
ホームページ | https://www.koganesawa.com/ |