有限会社SOYsource建築設計事務所
![2024miyagi_soy-source5 仙台市西部にあるJR線の駅前に場所に建つあやし腎・泌尿器クリニック。直射日光の入らない北向きのハイサイド・ライトを複数、山型に立ち上げることで、内部に入った拡散光は、湾曲した天井部に沿い、または反射してさらにやわらかくなり、室内を照らす。スタッフスペース・ユーティリティスペースは、自然採光のとれる中庭によってゆるやかな境界を加えながら、動線を考慮したコンパクトな造りとしている 撮影:越後谷出](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024miyagi_soy-source5.jpg?w=956&h=638&ssl=1)
仙台市西部にあるJR線の駅前に場所に建つあやし腎・泌尿器クリニック。直射日光の入らない北向きのハイサイド・ライトを複数、山型に立ち上げることで、内部に入った拡散光は、湾曲した天井部に沿い、または反射してさらにやわらかくなり、室内を照らす。スタッフスペース・ユーティリティスペースは、自然採光のとれる中庭によってゆるやかな境界を加えながら、動線を考慮したコンパクトな造りとしている 撮影:越後谷出
3人の建築家がタッグを組んで実現させる
十人十色のシンプルで居心地の良い空間
ご紹介する〈SOYsource建築設計事務所〉は、仙台市出身の櫻井一弥氏、太田秀俊氏、そして東京都出身の安田直民氏の3名の建築家によって、2005年に立ち上げられた建築設計事務所である。
住宅専門誌などへの掲載も多く、設計協力事務所として参加した山元町役場が「第1回JIA東北建築大賞2020」にて大賞を受賞するなど、東北エリアでも広くその名を知られる存在だ。
事務所を置く仙台を拠点に、戸建住宅をはじめ、集合住宅、医療施設、教育施設、文化・公共施設、店舗、宗教施設といった、幅広い建築を多数手掛けているので、本誌をご覧の読者の方も、知らず知らずのうちに同事務所が手掛けた建物をご利用になっている方がいらっしゃるに違いない。
「わたしたちの考える設計とは、人の動きと空間との関係を取り持つことです」。この一文は同社のウェブサイトから引用させていただいた。この“人の動き”とは文字通り、どのように人が行動するかということであり、人とそれに関わる様々な物事の動きも含めた概念である。
10人の建主がいれば10の違った敷地、デザイン、空間があり、当然のことながら、10の違った生活がある。これらのことを念頭に、建物が建つ場所やその周辺を何度も訪ね、綿密な打ち合わせを繰り返して話を掘り下げる。そうすることで、想定される動きを研究し、空間へと結実させることが全ての設計の基本となっている。
「場所」があって「人」があり、そして「答え」となる建物がある——。
建てる場所の特性を最大限に活かし、あなたと家族の生活スタイルに合わせた家づくりを、どうぞ〈SOYsource建築設計事務所〉と共に実現していただきたい。
![2024miyagi_soy-source9 既存の建物を可能な限り残して新園舎を建築した聖クリストファ幼稚園。保育室は図書コーナーとセットで一つのブロックをつくりハイサイドライトが部屋を明るく照らす。段差のある建物は外からもその「段々」がはっきりと分かる。小さな多くの屋根がその風景をつくり、山裾に建つ集落のように特徴的な景色をつくりだした。屋根は東側からの日光を効果的に室内に導くとともに、自然通風、重力換気を行なうことで健康な室内空間をもたらす。十字架のデザインになっている階段の窓は、旧園舎の木製窓を再利用しており、手すりには伐採した樹木を使っている。 撮影:越後谷出](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024miyagi_soy-source9.jpg?w=502&h=335&ssl=1)
既存の建物を可能な限り残して新園舎を建築した聖クリストファ幼稚園。保育室は図書コーナーとセットで一つのブロックをつくりハイサイドライトが部屋を明るく照らす。段差のある建物は外からもその「段々」がはっきりと分かる。小さな多くの屋根がその風景をつくり、山裾に建つ集落のように特徴的な景色をつくりだした。屋根は東側からの日光を効果的に室内に導くとともに、自然通風、重力換気を行なうことで健康な室内空間をもたらす。十字架のデザインになっている階段の窓は、旧園舎の木製窓を再利用しており、手すりには伐採した樹木を使っている。 撮影:越後谷出
![2024miyagi_soy-source8 2024miyagi_soy-source8](https://i1.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024miyagi_soy-source8.jpg?w=502&h=335&ssl=1)
![2024miyagi_soy-source10 2024miyagi_soy-source10](https://i1.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024miyagi_soy-source10.jpg?w=450&h=674&ssl=1)
![2024miyagi_soy-source3 岩手県南部の地方都市に計画された、神経内科を専門とする診療所「田郷医院」。日本建築の持つ居心地のよさを追求した空間は、病院建築に必要な多くの要素を含むと考えた私たちは、「深い軒」「透ける格子」「柔軟な縁(えん)」をデザインすることで、モダンで使いやすい診療所を和の空間として設計。最新医療を補いつつその価値を高めることができる、患者主体の居心地のよい空間を実現。 撮影:アカマフォトスタジオ](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024miyagi_soy-source3.jpg?w=476&h=318&ssl=1)
岩手県南部の地方都市に計画された、神経内科を専門とする診療所「田郷医院」。日本建築の持つ居心地のよさを追求した空間は、病院建築に必要な多くの要素を含むと考えた私たちは、「深い軒」「透ける格子」「柔軟な縁(えん)」をデザインすることで、モダンで使いやすい診療所を和の空間として設計。最新医療を補いつつその価値を高めることができる、患者主体の居心地のよい空間を実現。 撮影:アカマフォトスタジオ
![2024miyagi_soy-source7 郊外の住宅地にある、広々とした家を超える家。1階には庭とつながる見通しのよい大きな広間。大型の木製サッシにより住宅スケールを逸脱しており、日常生活のみならず、人を大勢招くことができる。2階には3つの大きな寝室群と全幅に広がる奥行き1間のバルコニー。近隣からの視線を制御し、日射から内部空間を守っている。 撮影:越後谷出](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024miyagi_soy-source7.jpg?w=476&h=318&ssl=1)
郊外の住宅地にある、広々とした家を超える家。1階には庭とつながる見通しのよい大きな広間。大型の木製サッシにより住宅スケールを逸脱しており、日常生活のみならず、人を大勢招くことができる。2階には3つの大きな寝室群と全幅に広がる奥行き1間のバルコニー。近隣からの視線を制御し、日射から内部空間を守っている。 撮影:越後谷出
店舗情報
有限会社SOYsource建築設計事務所
住所 | 宮城県仙台市青葉区上杉1-15-24 林産上杉ビル3F |
電話番号 | 022-716-6727 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 土曜日、日曜日、祝日 |
ホームページ | http://www.soy-source.com |
設計・監理エリア | ・東北エリアを中心に全国 ※詳細につきましてはお問い合わせください |