松村泰徳建築設計事務所
![2023nara_matsumura-architects1 大正期に建築された古民家のリノベーションで、主屋以外の増築棟等は滅築し、主屋本来の美しさを取り戻した。写真は南道路側から眺めた門構え。南門屋の扉を開くと敷石が続き積木塀が現れ、玄関へと誘われる。南門屋の土塗り壁は解体した納屋で得た土を再利用しており、“時間を蓄える土塀”を構築](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2023nara_matsumura-architects1.jpg?w=956&h=638&ssl=1)
クライアントとの協業で
人々が幸せを感じられるような建築を具現化
「造形から造景へ」をテーマに建築創造に取り組む〈松村泰徳建築設計事務所〉は、前身となる「松村泰徳建築事務所」の設立から2022年で14年。戸建て住宅の企画・設計・監理はもちろん、家具・インテリアデザインの企画・設計、商業店舗の企画・設計をはじめ、外溝や庭のデザイン・設計、リノベーションも得意とする建築設計事務所である。
建築は生活や社会の基盤であると同時に、よい建築は生活や社会をより良く変えていく原動力となる、というのが松村氏の考えだ。だからこそ、それらが住宅か商業建築かにかかわらず、自身が設計した建築が、人々の夢を叶え目的を達成し、幸せに導く場となることに重きを置く。「建築に必要とされる安全性や耐久性は勿論、機能性・省エネ性・合理性・経済性・地域性を考慮し、バランスのとれた設計を心掛けています」と松村氏。「クライアントの大切なプロジェクトを成功に導くことで、暮らす・使う・訪れる人々が“幸せ”を感じられるような建築をつくり続けていきたいと考えています」とも。
建築家として、単に造形的建築をつくることを目的にするのではなく、心身とも健やかで快適に過ごせる環境をつくり、新たな価値観を創造し、地域の風景になりうる建築—モノからコトへと展開していくことができる建築をクライアントと共につくりあげていくこと—それが文頭でお伝えした「造形から造景へ」というテーマへと繋がっている。
設計の際にはクライアントとの会話を大切にし、幾度も打ち合わせを重ねることも松村氏のスタイルだ。クライアントを置き去りにするのではなく、クライアントとの協働を大切にし、感動を与える建築をつくること。そしてそこから、人々が集まる“場”を生みだすことに力点を置いている。
飯豊天皇陵からほど近い葛城市の同社の「gallaly and salon SILVER CAP」では、これまでに手掛けた建築作品の写真や設計プロセスで製作した模型・パース等をご覧になることができるので、ご一報の上ぜひご来館いただいたい。
![2023nara_matsumura-architects6 力強くも繊細な造形に仕上げたらせん階段。柱は生成り色、外手摺は藍色、内手摺は小豆色に。すべて農作物の色に因んだもの](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2023nara_matsumura-architects6.jpg?w=546&h=820&ssl=1)
![2023nara_matsumura-architects3 南玄関からは北庭まで見通せる、右側にバーコーナー付のキッチン、右奥の階段は中二階へ。らせん階段は2階へ続く](https://i1.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2023nara_matsumura-architects3.jpg?w=406&h=271&ssl=1)
![2023nara_matsumura-architects7 らせん階段によって息を吹き返した2階は間仕切りは設けず大スペースに](https://i2.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2023nara_matsumura-architects7.jpg?w=406&h=271&ssl=1)
![2023nara_matsumura-architects12 北欧系ヴィンテージを愛好するご夫妻のための家。明治期民家の建て替えで、そこに使われている良材を現し梁・膳板・カウンター・家具等に加工し積極的に再利用。南側外観の夜景。街並みに開かれた建物は暮らしの温もりを感じる](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2023nara_matsumura-architects12.jpg?w=406&h=270&ssl=1)
![2023nara_matsumura-architects10 クライアントのオーダーは、自動車2台が入るビルトインガレージとギター演奏のための演奏室のある家。キッチンよりダイニング・リビングを望む。中庭と南庭に挟まれた内部空間は外部と溶け込み、開放感に満ちている](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2023nara_matsumura-architects10.jpg?w=376&h=235&ssl=1)
![2023nara_matsumura-architects16 日本料理店の新装工事で、洋風から和風へと対局のリノベーションが施された。日本料理という繊細さを開口部や間仕切に組子風パネルで表現するとともに、内外において緩やかに仕切るという日本的な要素を具現化している](https://i1.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2023nara_matsumura-architects16.jpg?w=376&h=251&ssl=1)
![2023nara_matsumura-architects14 高田市駅前の老舗商店街通りに位置するレディースファッションの路面店。外観は内部アイテムが引き立つ様、ソリッドかつシックなファサードだ。ファッションアイテムに留まらず、美容やヘルスケアプロダクツなど多様なディスプレイを可能とした機能的なレイアウトに配慮されている](https://i1.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2023nara_matsumura-architects14-e1669767954764.jpg?w=576&h=490&ssl=1)
店舗情報
松村泰徳建築設計事務所
住所 | 奈良県葛城市北花内261-5 松村ビル2F-WEST |
電話番号 | 0745-69-5938 |
営業時間 | 9:30~17:30 |
定休日 | 土曜日、日曜日、祝日 |
設計・監理エリア | 全国 ※詳細につきましてはお問い合わせください |
ホームページ | https://www.matsumura-architects.com/ |