株式会社 銀座柳画廊

慈しむように対象を包みながらも自在な線の動きで独自の世界を追求する洋画家、岡野博氏の作品。シンプルな構図の中で独特のタッチ、ダイナミックさがあり、眺めると心が癒されて元気になってくる作品だ 岡野博「飛翔」油彩 100F
全ての家庭に美術品を─
お客様と美術作品を繋ぎ、美術教育を通じて次世代へ継承
東京メトロ銀座駅から徒歩1分、落ち着いた大人の雰囲気漂う数寄屋橋に構える〈銀座柳画廊〉。足を踏み入れると開放的で明るい空間が広がり、一瞬でアートの世界に惹き込まれる。
創業者は大阪梅田画廊の3代目である野呂好彦氏。同画廊などでの修行を経た後に、美術品売買の中心地が銀座になることを見据えて1994年に実家の画廊から独立。まもなく創業30年を迎える。
〈銀座柳画廊〉は、「日本の全ての家庭に美術品を置きたい」という思いを、画家や同業者も含めて美術館関係者の総力をあげて実現したいと考えている。自宅やオフィスで癒される、元気をもらえるような絵画を取り扱っており、20世紀を代表する画家、ピカソ、シャガール、藤田嗣治、小磯良平から岡野博、島村信之をはじめとする現在活躍している作家まで、油彩、水彩、デッサン、版画など幅広い作品を取り揃えている。画廊のスタッフによる丁寧な説明を聞くと美術作品がさらに身近に感じられ、「お気に入りの一枚」と出会うきっかけにもなりそうだ。〈銀座柳画廊〉を訪れる方には、観る愉しみはもちろん、買う、所有する愉しみがあることもぜひ知っていただきたい。
「美術は継承していくものであり、次の世代への教育は必須である」という思いのもと、美術教育にも積極的に取り組んでいる。隣接する泰明小学校とは、授業としての銀座の画廊巡りを17年にわたり実施しており、これまで「大人の世界」として捉えられてきた銀座の画廊を子どもたちにも知ってもらえるよう尽力している。
〈銀座柳画廊〉では、これからを期待できる作家の個展や、国内外の名品を多数取り揃えた企画展など、様々な展覧会を開催している。ぜひ一度足を運び、心を豊かに、生活に癒しとゆとりを与えてくれるアートを感じてみてはいかがだろうか。

写真は現代写実表現をリードする島村信之氏の力作油彩。こちらの原画を元にしたアーカイバル版画も制作販売している。限りなく原画に近い形で再現した独自のアーカイバル技法は高品質且つ長期保存に適した技法だ 島村信之「奏」油彩15M

闘牛士の作品はピカソが定期的に描いたライフワーク的絵柄だ。勇ましい闘牛士を陶磁器に鮮やかに絵付けした作品。迷いなく流麗なタッチが読み解ける ピカソ「ピカドール」セラミック

生涯にわたり女性像を描き続けた、「女性画の画家」と称される小磯良平氏の作品。優れた描写力と豊かな表現力で描かれた、存在感のある女性だ 小磯良平「婦人像」竹ペン


画廊内は明るく開放的。心が豊かになり、永く楽しめる作品を多数展示しており、ゆったりとアートを愉しむことができる。画廊内からは数寄屋橋公園の緑を眺めることもでき、落ち着いて過ごせる環境
店舗情報
株式会社 銀座柳画廊
住所 | 東京都中央区銀座5-1-7 数寄屋橋ビル3F |
電話番号 | 03-3573-7075 |
営業時間 | 平日 10:00〜19:00 土曜日 11:00〜17:00 |
定休日 | 日曜日、祝日 ※展覧会会期中変動あり |
ホームページ | https://www.yanagi.com/ |