いっぺん庵

日本海を前にする京丹後に佇み
温泉と美食を満喫できる静かな一軒宿
京都府北部、砂州を挟んで日本海と隔てられた久美浜湾は、捨聖一遍上人が念仏を唱えると雲が立ち込め青龍が現れたと伝わる場所。その久美浜湾の北に位置する〈いっぺん庵〉は、一遍上人の名にちなんで名付けられ、自然に囲まれた中で静かに滞在していただける一軒宿。
〈いっぺん庵〉に宿泊できるのは1日7組のお客様のみ。自家源泉の「蒲井(かまい)温泉」の湯を全ての客室に備えた露天風呂と内風呂、そして露天風呂付きの大浴場で愉しめる。湯量が豊富な蒲井温泉は鶯色をしたにごり湯で、体を温める効果が大きく、湯冷めしにくい塩化物泉であることから冷え症などにも効果がある。
2009年に開業した同宿は、2019年に「みろくの間」、2021年に「じぞうの間」と「ふどうの間」をリニューアル。2024年の夏には、「だいにちの間」、「しゃかの間」、「もんじゅの間」、「あみだの間」の4つの客室がリニューアルオープン。どの客室も落ち着きある上品な設えで整えられており、蒲井の湯を愉しみながらのんびりと過ごすことができる。
また〈いっぺん庵〉は料理も評判の宿。日本海を目の前に豊かな自然に囲まれる丹後地域は食材の宝庫で、獲れたての新鮮な海の幸と山の幸をふんだんに使った懐石料理を味わっていただける。春から秋は、丹後とり貝や岩牡蠣、白いか、紅ズワイ蟹、そして年間を通して召し上がれる鮑やA5ランクの和牛も人気の逸品。中でも11月から解禁になる松葉蟹は、これを目当てに訪れるお客様も多く、シーズン中は1·3㎏を超え、幻の松葉蟹とも呼ばれる最高級の「柴山ゴールド」を一人一杯召し上がれる贅沢なプランも用意されている。ここ〈いっぺん庵〉は、いつ訪れてもその季節の味覚を味わえる料理自慢の宿でもある。
周囲には民家も少なく都会の喧騒を忘れてお籠りするのにも、天橋立や丹後松島、伊根の舟屋といった名所を巡る観光の拠点として利用するのにもおすすめな〈いっぺん庵〉。温泉と美食を満喫し、心温まるおもてなしに癒やされる宿である。











店舗情報
いっぺん庵
住所 | 京都府京丹後市久美浜町蒲井522-1 |
電話番号 | 0772-83-9050 |
宿泊料金 | 2名様の場合 1名様 33,000円〜 (1泊2食付き、4/1~11/5の料金) |
ホームページ | https://www.1-pen.net |