わたりがにひとすじ
割烹 松屋
大阪湾の誇る希少な逸品
わたりがにを堪能する日本唯一の専門店
淡路島を挟んで播磨灘や瀬戸内海、南に太平洋へと注ぐ紀伊水道を擁する大阪湾は、実は豊かな漁場でもある。中でも大阪湾の東に位置する泉佐野市で水揚げされる“わたりがに”は、「とにかく甘く濃い」「身は絹のように優しく濃厚で焼く事でさらに甘みがでて香りも増す」と全国の食通から愛される名産品であることをご存じだろうか。
ご紹介する〈割烹 松屋〉は、このわたりがにを専門とする割烹として昭和39年に創業した、まさに老舗。創業者である濱田敏雄氏が目を付けたのが、当時は蒸して食べることが主流だったわたりがにを鍋料理に仕立てること。現在では、このわたりがにを使った蟹ちりや塩焼きといった看板料理の味を踏襲し、独自の創意工夫を加えて研鑽を重ねる2代目が、創業60年の看板を守っている。
上質なわたりがには大変希少で、生きたものしか調理ができない。冷凍保存がきかないデリケートな食材なので、扱いが非常に難しいうえ、5匹のわたりがにを水揚げするために約10時間海上にとどまる必要があるほど、漁獲量が減り希少なものとなってきている。一般市場に流通する個体が平均300gである中、〈割烹 松屋〉では、500g前後の大振のわたりがにを厳選し、まさに専門店ならではの味わいを堪能させてくれる。
わたりがには、ひと昔前は気軽に食卓に上ったものだった。「昔食べたあの懐かしい味をもう一度食べたい」という想いから、3世代で同店へと足を運ぶ長年のファンも数多い。その気持ちをしっかりと受け止め、料理人をはじめスタッフの一人ひとりが心からのもてなしでゲストを迎える〈割烹 松屋〉には、本物の名店ならではの温もりがあり、ここでしか味わうことのできない、まねのできない料理がある。
同店は1日3組を上限としている。完全予約制のゆったりとした上質な空間で、至福のわたりがに料理をどうぞご堪能いただきたい。
店舗情報
わたりがにひとすじ
割烹 松屋
住所 | 大阪府泉佐野市市場東2-10-10 |
電話番号 | 072-462-3740 |
営業時間 | 昼 12:00~14:00 夜 17:30〜21:30 |
平均予算 | 昼 20,000円、夜 30,000円 |
定休日 | 月曜日、第1、第3火曜日 |
ホームページ | https://www.kappo-matsuya.com |
※平均予算は税込み金額の目安です