アル・ケッチァーノ
食材の持つ生命力、美味しさを
最大限に引き出す至福の“素材”料理
店の名は、〈アル・ケッチァーノ〉。山形の方言をご存じない方には、まったくのイタリア語に聞こえるこの店名、実は、「ここにあるよ!」を意味する庄内弁。日本海に面して広がる庄内平野は、鳥海山や月山へと続く出羽丘陵に囲まれた食の宝庫で、在来野菜の種類の多さは国内屈指。この庄内エリアを中心に、その日その時手に入る食材をありったけ集めて、最高の料理を作る—それがアル・ケッチァーノのおもてなしの流儀だ。
庄内平野で生まれ育ち、現在は庄内の食材を全国に広める「食の都庄内」親善大使を務めるオーナーシェフ・奥田政行氏は、地産地消という概念をレストランに取り入れた草分け的な存在で、「辻静雄食文化賞」「文化庁長官表彰」をはじめ独自の哲学のパスタ本「ゆで論」はグルマン世界料理本大賞でグランプリを取るなど受賞歴は数知れず。世界各国で開催される晩餐会のディナーを手掛ける等、国際的に評価されるシェフの一人でもある。
2000年開業の「アル・ケッチァーノ本店」は、奥田氏のいわば原点。2022年の7月、蔦のからまる田舎家風の旧店舗から、月山を望むモダンな店舗へと移転したことは記憶に新しく、敷地面積は6500平米超と広大だ。敷地内には料理教室を開催できる「アル・ケッチァーノ・アカデミー」があり、ここでは、シェフの育成はもちろん、一般の方にも、庄内平野の食材を美味しく食べるノウハウを身に着けて頂ける場所でもある。さらに、レストランとは別に、10席のみのシェフテーブルのご用意があるのも嬉しい計らいで、料理人が目の前で作り、お客様に楽しんでいただける空間になっている。
場所と雰囲気は変わっても、庄内を愛する心は不変。生産者の想いを一人ひとりのお客様へと料理でつなぐ奥田シェフの繰り出すオリジナルの料理の哲学を、ぜひご自身の目と舌で味わっていただきたい。遠方でなかなか行く機会が作れない…という方は、オリジナル商品をはじめ全国の生産者・加工業者とのコラボ商品を扱うオンラインショップのご用意があるので、ご利用になってみてはいかがだろう。
店舗情報
アル・ケッチァーノ
住所 | 山形県鶴岡市遠賀原字稲荷43 |
電話番号 | 0235-26-0609 |
営業時間 | Lunch 11:30~15:00(L.O. 13:30) Dinner 18:00~22:00(L.O. 20:30) |
平均予算 | Lunch 5,500円〜 Dinner おすすめ7,700円〜 |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日定休日) |
ホームページ | https://alchecciano.com/tsuruoka |
※平均予算は税込み金額の目安です