オーベルジュ飛騨の森

オーベルジュ飛騨の森

ここにあるのは静かな森と新鮮な空気だけ。
食べて、飲んで、眠ることに特化したオーベルジュ

　ご紹介するのは、高山駅から約4㎞程の静かな森の中に佇む〈オーベルジュ飛騨の森〉。

　オーナーでシェフの中安俊之氏は、イタリアの地方にあるミシュラン店で修業を行い、オーストラリアのイタリア料理店では10年もの間ヘッドシェフを務めたという。東京世田谷で生まれ育った中安氏であるが、イタリア修業時代に経験した自然の中のレストランに深い感銘を受け、2015年に帰国をするとすぐに妻の実家がある高山へ。妻の両親が経営していたペンションを引き継ぎ、2016年からオーベルジュとしてこの〈飛騨の森〉を営んでいる。

　客室は6室のみ。館内や客室には特別なアクティビティは何もない。客室にはテレビも置いていない。あるのは静かな森と新鮮な空気だけ。ここでの最大のおもてなしは、食べること、飲むこと、そして眠ることである。

　オーナー夫妻は共に料理人。料理で最も大切にしているのは、しっかりした味があること、そしてその味のクオリティを保つことだという。また一皿ごとに数種類のワインやアルコールが用意され、お酒による味の変化を愉しみながら食事をするのがこのオーベルジュの大きな特徴。夕食では平均14種類程のお酒が用意され、ペアリングを目的に訪れるお客様も多いということだ。

　寝るために用意された客室は、白を基調としたシンプルな内装となっており、ベッドには鉋（かんな）で仕上げることで酢酸ボルニルという眠れる成分が最大限に出るよう制作した「マキノウッドワークス」のベッドボードを設え、パジャマはタオルやガーゼ製品で有名な「UCHINO」と共同制作したこだわりの逸品。着心地の良いパジャマと空間で、ぐっすり眠ることができる。

　〈飛騨の森〉は都会の喧騒から離れ、純粋に至極の料理とお酒を愉しみ、ゆっくりと眠るために訪れていただきたいオーベルジュ。

　遠方から電車で訪れる際は、高山駅まで迎えに来てくれるので、前日までに到着時刻の連絡を。

店舗情報