カンポットペッパーの「塩漬け胡椒」 ラプランテーション農園

カンポットペッパーの「塩漬け胡椒」
ラプランテーション農園

世界の三ツ星シェフを虜にする
カンボジアの小さな町の胡椒の“王様”

　ご紹介する〈カンポットペッパーの塩漬け胡椒〉とは、胡椒の概念を変える、まったく新しい味わいを体験させてくれるレアな調味料だ。

　カンポットペッパーは、EUの地理的表示保護（PGI）を受けている世界で2つしかない胡椒の1つで、カンボジア南部のカンポットとケップという小さな町でのみ生産される、いわば胡椒のプレミアム種。フランス植民地時代から良質で知られたカンポットの胡椒は、20世紀にはヨーロッパの高級レストランで広く使われたが、内戦によりその栽培は消失する。2000年を過ぎて栽培が再開。「カンポットペッパー協会」が設立され、伝統的な農法を忠実に守るための厳しいガイドラインも定められた。協会公認の農園が栽培し、基準を満たす胡椒だけが“カンポットペッパー”の名を冠することが許される。

　「ラプランテーション」は、カンポットに魅せられたヨーロッパ出身の夫妻が立ち上げた農園で、胡椒栽培と共に、雇用促進や子どもたちの教育支援を行い、地域経済の活性化にも尽力している。美しく整備された同園で生産・販売する商品はどれも最高品質を誇り、今やカンボジアを代表するスパイスのトップブランドとなっている。

　数々の賞をとり農園の代表商品となっている「塩漬け胡椒」は、無農薬・無化学肥料で完全手作り栽培されている「カンポットペッパー」と、カンポット産の天日海塩を使い、ラプランテーションの門外不出の“塩漬け製法”でつくられる逸品。柔らかいためミルは必要ない。まずは一粒食べていただきたい。プチっとはじける食感と乾燥胡椒にはない、フレッシュで芳醇な味と香りをご堪能いただけるはずだ。

　日本では、ラプランテーション・ジャパンが輸入総代理店として商品を扱い、ウェブページや小売店などで販売を行っている。世界中の名シェフが足を運ぶ農園に想いを馳せつつその至福の味わいを、あなたもぜひご賞味あれ。

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