ワインと和食 みくり

ワインと和食 みくり

京都府の現代の名工に選ばれたソムリエが提案する
ワインと日本料理が織り成す至極のマリアージュ

　四条大橋や三条大橋などに比べると、比較的静かな二条大橋界隈。ご紹介する〈ワインと和食 みくり〉が店を構えるのは、この二条大橋の西側。ここは、世界から厳選したワインと日本料理が織り成す至極のマリアージュを体験できる店である。

　同店のオーナーでマスターソムリエの資格を持つ西別當 選氏は、名門レストランや一流ホテルで長年ソムリエとして従事してきた人物。その功績から2015年（平成27年）には京都府優秀技能者（京都府の現代の名工）にも選ばれている。フランスやイタリア、カリフォルニアなど世界的に有名なワインの“いま”についての研鑽も積んでおり、店では「いま飲むべきワイン」の提案をしてくれる。

　料理を担当するのは、祇園にある割烹の名店で修業を積んだ料理長。旬の食材を活かした料理は、ワインとの相性を大切に、西別當氏とワインとの試食を繰り返す。仕上げにワインに含まれる薫香や果実の香りなどを忍ばせ、ワインと料理が互いに寄り添い、美味しさを高め合うようなペアリングを完成させている。

　メニューはおまかせコースのみ。コースを組み立てる時から吟味したワインとのペアリングセットがおすすめなのは言うまでもなく、オーナーソムリエが選び抜いた6〜7種類のワインと、季節を宿した繊細で美しい日本料理の極上のマリアージュを堪能していただける。また店には常時150種類、400本以上のワインがストックされているので、お好みの銘柄をボトルやグラスでもどうぞ。

　生産者や産地、年によって味や香りが異なるワインは、素晴らしいものであればあるほど需要が高く、すぐに市場から消えてしまう。そのため一度飲んだことのあるものと全く同じワインを探すのは困難で、一期一会の出合いがあるからこそ感動と驚きが生まれるものだ。店でもワインは常に入れ替わる。その日その時、運命を感じた一杯をぜひお愉しみいただきたい。

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