十勝ロイヤルマンガリッツァ豚
株式会社 丸勝
美食の国ハンガリーから来た国宝
十勝の未来を創造するブランド豚
全身カールした毛で覆われるこちらの豚、馴染みは薄いのではないだろうか。この豚は東欧ハンガリー固有の希少種、マンガリッツァ豚だ。美食の国ハンガリーでは国宝に認定され厳格に管理・飼育されている豚である。
「十勝の未来を想像し、十勝ブランドを築く」ことをライフワークとしている、株式会社丸勝の専務取締役 梶原一生氏は、2012年に訪れたハンガリーでこのマンガリッツァ豚と出会う。マンガリッツァ豚のストーリー(歴史)やその味に興味を持ち、日本ではもちろんアジアでも初めて生体輸入を行い、飼育に成功。〈十勝ロイヤルマンガリッツァ豚〉としてブランド展開を行っている。
マンガリッツァ豚は原種に近く、成長期間も太古から変わらない。出荷可能な大きさになるまでに1年以上の飼育期間(一般的な三元豚は約6ヶ月)を要し、飼育方法も伝統的な自然放牧を行う。生産効率の良い品種の普及に一時は絶滅寸前となる過去がある。梶原氏は、ハンガリーと緯度が近く自然豊かな十勝で、純血と血統にこだわり、多くの困難を乗り越えながら「世界一のブランド豚」を目指し、繁殖・飼育から提供まで自社で一貫生産する努力を続けている。
特筆すべきは特徴的な脂身である。その融点は一般的な豚肉に比べて約10℃も低い。甘みが深く口の中でサラッと溶ける食感だ。その見た目とは異なり不飽和脂肪酸を多く含んでいる。放牧による締まった赤身と極寒に耐え融点の低い脂身を持つこの肉は、調理時の火入れが難しく精肉での一般流通は極力していない。この肉を扱えるのは、実際に触れ、農場を歩き、その特徴を十分に理解した上で調理するプロのシェフのみである。また2019年から加工品プロジェクトが始まり、私たちの手に取る機会も増えてくることだろう。
株式会社丸勝は〈十勝ロイヤルマンガリッツァ豚〉を通して、世界でも希少なマンガリッツァ豚を日本で守り・育て・広めることを使命に、生産者と共に日々努力を続けている。
店舗情報
株式会社 丸勝
住所 | 北海道帯広市西25条南1-1 |
電話番号 | 0155-37-4104 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 土曜日、日曜日、祝日 |
ホームページ | https://royal-mangalica.jp/ |