鳥取県オリジナル品種 星空舞

鳥取県オリジナル品種 星空舞ほしぞらまい

星のように輝く美味しさに感動
「星取県」で誕生した新しいお米

　鳥取県では、環境省が実施した全国星空継続観察で何度も日本一に輝き、どの市町村からも天の川が見えるなど、県内全域にわたって美しい星空を観察できることから、「星取県（ほしとりけん）」の名乗りを上げている。〈星空舞〉は、そんな同県で、開発に30年もの歳月を費やして2018年にデビューした新品種の米だ。

　通常、米の品種育成は両親となる品種を選んで1回だけ交配する方法が主流だが、それでは倒伏や病気に強くても美味しくない場合が多く、「強くて味の良い品種」がなかなか生まれないという課題があった。そこで同県では、病気に強い遺伝子を持つ「ササニシキBL1号」を母親、コシヒカリの子孫である良食味の「ゆめそらら」を父親として、5年かけて同じ父親を交配する“戻し交配育種”という方法で品種改良を行ったのである。

　「30年もの歳月をかけてようやく、コシヒカリの美味しさはそのままに、倒れにくく高温に強いお米ができました」（開発担当者の鳥取県農業試験場 橋本俊司元室長談）

　また、〈星空舞〉のブランド名は、見た目が透き通っており、「星取県」で生まれた「星のように輝くお米」であることから命名されたもの。もちろん、素晴らしいのは見た目だけではない。お米の美味しさの指標である「味度値」が非常に高く、炊き上げると粒感がしっかりとして適度な粘りがあるうえに、はね返るような食感を愉しめる。

　〈星空舞〉を購入できるのは鳥取県内のJA直売所や小売店が中心だが、関西・関東でも一部のスーパーなどで取り扱いがスタートしている。近い将来、あなたの住む街のスーパーでも見かけるようになるかもしれない。ネット通販でも購入できるので、ぜひ味わってみていただきたい。

店舗情報

※本文中や写真説明に記載のある商品価格は全て税込み価格になります。また、商品価格は予告なしに変更されることがございます。詳しくは、鳥取県のホームページなどでご確認ください。