日本料理　新月

日本料理　新月

日本の四季、近江の幸を宿した
瀬田川沿いに佇む老舗の味

　〈日本料理 新月〉がお客様をお迎えするのは、瀬田川畔の清流沿い。遥か昔の平安時代、紫式部が源氏物語を起筆した古刹・大本山石山寺からゆっくりと歩いても3分ばかり。川沿いに続く遊歩道の一角に、今日も風雅な暖簾が揺れる。

　石山寺へ西国札所参りに訪れる善男善女のための宿として開業から110余年。3代目となる現在の当主が40年ほど前に京都屈指の名料亭「はり清」にて研鑽を積み、料理店へと移行を遂げ〈日本料理 新月〉へ。

　素材の持ち味を大切にし、丁寧に引いた出汁を使い調理するお料理は、季節感を一番に。春は桜、初夏には新緑を眺められ。夏の季節は鮎と鱧料理。中秋の名月に心洗われ。紅葉の秋から冬にかけては、河豚のフルコースや鴨鍋を。季節の移ろいと共に物語を紡ぐような珠玉の料理は、目と舌を大いに喜ばせ、どの時期に訪れてもお愉しみいただける味わいとの出会いがある。新年を寿ぐ数量限定のお節料理を愉しみに待つお客様も数多く、近江米や近江牛、地元の蔵が醸す酒、そして鮎、もろこ、鮒寿司といった琵琶湖の恵みが供されるのも、地産地消を大切にする同店の粋な計らいだ。

　ほぼ全ての部屋から瀬田川を望む店内へは、靴を脱いで寛いで。2名様から35名様までご利用可能な畳敷きにテーブル椅子席という設えは、正座が苦手な方にもうれしい限りで、純和風の趣を愉しみつつ快適にお過ごしいただけることだろう。百年を超える長い年月、受け継がれてきたおもてなしも老舗ならでは。細部に至るまで非常に行き届いているので、大切な方をご案内するにも安心だ。

　お仲間や企業様でのご会食や、ご結納、お顔合わせ、長寿お祝、お子様ご誕生お祝をはじめとするご家族単位のお祝いに。石山寺のお膝元、山紫水明の地に佇む名店にて、生涯の記憶に残るひと時を、日々の忙しさを忘れてごゆるりとお過ごしを。

店舗情報