湯の里いけもり別館 AMAZA
こだわりの空間で氷見の名湯を愉しむ
2部屋限定のラグジュアリーな隠れ宿
氷見市の中心街や氷見漁港から北へ5㎞ほど。〈湯の里いけもり別館 AMAZA〉は、人里から少し離れた静かな場所にある隠れ宿。ここは、平成元年(1989年)に創業した民宿「湯の里いけもり」の建物の一部をリノベーションして、2022年にオープンした宿である。
「SORA」と「MIRE」と名付けられた、コンセプトの異なる2つの客室が用意されている〈AMAZA〉。どちらの客室も「湯の里いけもり」の柱や梁、軒桁などの筐体部分がそのまま活かされており、特に梁は今ではあまり見かけることのないほど立派で、屋根を支える小屋組みには建築当時の職人技を見ることができる。壁や床などの内装はできる限り天然素材や無垢材にこだわり、左官や特殊塗装、天然石や陶器のタイルなどが壁や床に使われており、職人技の光る技術がふんだんに取り入れられている。
客室を飾るインテリアやアメニティ類にもこだわっており、ベッドは世界の高級ホテルでも使われているシーリー製のセミダブルベッドを「SORA」と「MIRE」共に4台ずつ配しており、お客様の身体に直接触れるタオルやソープ類にはオーガニック製品を揃える。宿オリジナルのパジャマは素材選びからデザインまで着心地の良さにこだわり、落ち着きある空間に快適なベッドとパジャマが心地よい眠りを約束してくれる。
屋号に“湯の里”と冠するように、敷地内に氷見有磯温泉の自家源泉を持つ同宿。鶯色の透明な湯は、肌に優しくなめらかな「美肌の湯」。ナトリウム塩化物泉なので体が芯から温まり湯冷めしにくいのが特徴。貸切露天風呂には趣ある坪庭も配されており、晴れた夜は星空を眺めながら湯浴みができる。さらに、「湯の里いけもり」の露天風呂と大浴場、バレルサウナも利用できるので、こちらもぜひ一緒にお愉しみいただきたい。
富山湾の採れたての海の幸と里山の恵み
氷見の味噌や醤油を使った“情土料理”を堪能
ここ〈別館 AMAZA〉で召し上がっていただく食事は、地元の食材をふんだんに活かした創作料理。
魚介類はもちろん氷見漁港で水揚げされる富山湾の鮮魚。野菜は宿周辺で栽培されている有機や無農薬の安心して食べられるもの。そして、この土地を味わい、想いを巡らせていただきたいとの想いを込めて“情土料理”と名付け、昔からこの地方に伝わる発酵調味料や氷見で醸造される味噌や醤油、香草なども積極的に使う。さらに「陰陽五行」に基づいた身体を冷やす食べ物・温める食べ物といった薬膳料理の考えも取り入れながら、季節と風土に調和した体に優しい料理の数々を、富山の陶芸作家がつくる器と共に客室ダイニングでゆっくり味わっていただける。
食後は部屋でお酒を飲みながら、普段はなかなかできない話で語り合ったり、事前に予約をいただいた場合のみ、ロビーカウンターがバーとなる。利き酒師でもある女将と談笑しながら、おすすめの日本酒で就寝までのひと時を過ごすのも愉しいもの。
近くにはワイナリーや、バラをはじめとした季節の花々が愉しめる氷見あいやまガーデンがあり、氷見漁港も近いので港町の散策もおすすめだ。農作業体験、ブルーベリーの収穫、フィッシュレザーグッズ作り、五箇山編みポーチ作り、ゆかた作りといった体験プランも用意されているので、詳しくはホームページでご確認を。
平成元年に発見された氷見有磯温泉の源泉を守り続けてきた民宿「湯の里いけもり」。これからは〈別館 AMAZA〉が中心となって、この温泉を守り続けてゆく。
ここ〈別館 AMAZA〉は、ユニバーサルデザインに配慮した宿でもある。体の不自由な人も健康な人も、どんな人も分け隔てなく愉しむことができる湯宿である。
店舗情報
湯の里いけもり別館 AMAZA
住所 | 富山県氷見市指崎1632 |
電話番号 | 090-7169-1000 |
宿泊料金 | 2名様の場合、1名様 66,150円〜 (1泊2食付き、税サ込、入湯税別) |
ホームページ | https://amaza-sora.jp |