雅風建築工房

雅風建築工房

富山の気候風土にしっくりと馴染み快適に
施主・設計者の双方の視点を大切にする建築事務所

　上の写真は、築80年の古民家をリフォームしたもの。富山地方の農家に見られる「あずま建ち」という豪壮な工法の面影はそのままに、洗練された住まいへと改修したのは、ご紹介する〈雅風建築工房〉である。

　同社代表の石黒孝志氏は、「住まう人・家族が最も安心できる場所は住宅」という考えに基づいて家づくりに携ってきた。そのために同社では、的確なヒアリングを行いながら、家族全員の想いを最大限に引き出し、建築知識と長年の経験を基に家づくりを行ってゆく。

　そんな同社の家づくりには多くのこだわりがある。その一つに屋根や軒を大きくするということがある。これは雨や雪の多い富山の気候から家を守り、家の寿命を延ばすための工夫であるということだ。

　また、自然の建築資材を多く使うこともこだわる部分。中でも、建て替えやリフォームの際に、それまで使われていた部材を再利用することが大きな特徴だ。梁や柱など同じように使うこともあれば、暮らしにゆとりをもたらすデザインの一部にするなど、自由な発想で再利用してゆく。

　さらに、建設地の借景を最大限利用することも得意とし、自然豊かな建設地では、大きな窓から景色を愉しめるように。住宅街では窓の大きさや位置を工夫し、たとえ狭小地でも緑や風、光を取り込む家を提案する。周辺の街並みも考慮し、違和感のないよう配慮することも大切にしている。

　同社は設計と施工監理を専門とし、施工は長年同社の設計する家づくりを行ってきている建築会社や工務店が行う。高い技術を持つ職人が丁寧に仕事を行い、〈雅風建築工房〉も最後までしっかり管理するので、安心して任せていただける。

　個人邸から商業施設まで、新築はもちろん、リフォーム、建て替えをお考えの方に是非お勧めしたい建築設計事務所である。