キトラ醤油
徳星醤油醸造場
大正7年。奈良飛鳥の地で創業
100年を超える杉桶でつくる天然醸造醤油
今から1,400年前の昔、日本の中心は現在の奈良県明日香村にあった。ご紹介する〈キトラ醤油〉を製造している「徳星醤油」は、明日香村の岡寺(東光山真珠院龍蓋寺)に通じる参道沿いにあり、大正7年から3代続く天然醸造の醤油蔵元である。
「徳星醤油」が製造している〈キトラ醤油〉とは、明日香村にある有名な「キトラ古墳」の内部に描かれた東西南北を守る「四神」をモチーフに、それぞれのイメージに合わせ、熟成度合いに変化をつけた醤油だ。
一番の人気は「朱雀」で、コクのある特上醤油。ぜひ卵かけご飯で召し上がっていただきたい濃口醤油だ。「青龍」はまろやかな濃口醤油。海鮮丼やお刺身によく合う醤油に仕上げられている。濃口醤油なのにさっぱりとした後味の「白虎」は、素材本来のうまみを引き出してくれる。そして、香り高い淡口醤油の「玄武」は、豆腐やサラダ等と相性抜群だ。
「徳星醤油」の醤油づくりは、創業当時から受け継がれてきた100年を超える杉桶を使い、時間をかけて丁寧に行われる。1年から2年をかけてじっくりと熟成させる醤油は、香りが高く少し濃い目、その中にほんのりと甘みがあるのが特徴だ。手作りで手間暇かけてつくられる同社の醤油は、お中元やお歳暮等の季節のご挨拶や、ビジネスシーンでの贈答品としても相応しい。
同社では、本格醤油の他に、濃縮タイプのだし醤油や、ゆずをたっぷり使ったぽん酢等、様々な種類の醤油加工品も豊富に取り揃えており、地元では、“醤油類は全て徳星で揃える”というご家庭も少なくないそうだ。また、“徳星の醤油でないと美味しい佃煮がつくれない”という声も聞く。
古代史の舞台である奈良飛鳥。古の奈良の里に想いを馳せながら、じっくりとつくられる本格醤油をどうぞご堪能いただきたい。
店舗情報
徳星醤油醸造場
住所 | 奈良県高市郡明日香村岡1168 |
電話番号 | 0744-54-2023 |
営業時間 | 8:30〜18:00 |
定休日 | 日曜日・年末年始・お盆休み |
ホームページ | https://109star.com |