鮨 熊
鮨と料理を織り交ぜた季節感あふれるコースを
心からのおもてなしで味わう至福の時間
目指す〈鮨 熊〉へは、伊予鉄道・松山市駅至近のビルの3階へ。インターフォンを押して、ロックが解除されたら店内へ。そんな演出も心憎い。
右肩上がりにファンを増やし、食通を唸らせてきた同店は、2027年で10周年。しかしながら、柔和で気さくな大将・徳永栄伸氏の中に、唸らせてやろう…といった上から目線の気持ちは微塵もない。あるのは、店を育ててくれたお客様への感謝、生産者・水産業者への感謝、生産地と厨房を結ぶ運送業の方への感謝、そして命ある魚介や自然を大切にする真摯な「想い」。それが料理ににじみ出る。
また、料理人として熟練の域にある徳永氏だが、料理の味を左右する包丁の切れ味のため、日本刀の研ぎ師に弟子入りするなど、常に初心を忘れない。名店で料理長を務めていた絶頂期、水産会社へと飛び込んで、毎日おびただしい数の魚を捌くことから再スタートを切ったこと。もう一歩踏み込んで、漁師に同行して幾度も海にも出たことも、今の〈鮨 熊〉の味を創る大事な土台に。
お客様をもてなす料理は、旬感あふれるおまかせコース。まず目に愉しい前菜から始まって、季節のお造りが続き、次の天麩羅は、あまりの要望の多さから、天麩羅コースの日を設けるほどの人気ぶり。そしてこの後に出るのが、氷温熟成をかけたネタで握る自慢の熟成鮨が約8貫。じっくりと最適な時間を寝かせることで生まれる旨味や食感に、熟成魚の美味しさの虜になること請け合いだ。さらに、煮物 もしくは 焼き物、お椀ものが続き、熟成を見極めた季節の 完熟フルーツで〆となる。
お食事時間は3時間ほど。「そんなにかかるの?」と言っていた方が、お帰りになる際には「あっと言う間だった」と驚き顔。相応のボリュームがあるが、女性でも完食なさる方がほとんどだ。お客様の酒食のペースに合わせて料理を設え、ご利用シーンに合わせたおもてなしを心がけてくれるので、初めてのご来訪時からゆっくりと寛げる。大切な方とのかけがえのない日に、ぜひご予約を。同店を目的地に旅をする価値のある名店だ。
店舗情報
鮨 熊
| 住所 | 愛媛県松山市湊町6-5-6 BO&COビル3F |
| 電話番号 | 089-913-9743 |
| 営業時間 | 18:30〜23:00 |
| 平均予算 | 20,000円〜30,000円 |
| 定休日 | 不定休 |
| https://www.instagram.com /sushi_kuma_matsuyama/ |
※平均予算は税込み金額の目安です