前菜。地元の高校生が飼育する「ウエミチレッド」の卵を使ったポーチドエッグとワトムの野菜。※料理は一例です。内容は日々替わります
写真左：西洋野菜など年間160種類ほどを栽培しているワトム農園の野菜は有名レストランや料理研究家からも注目され、リクエストに応えるうちに野菜が増えているのだという。中には初めて見る野菜もあるだろう。レストラン〈Changérer〉ではこれらの野菜のみを使い、ここに来なければ味わえない至極のフレンチを提供している
ハーブやエディブルフラワーが咲くウェルカムハウス。先ずはここでアミューズを召し上がっていただくというのも同店ならではの粋なサービス。※ウェルカムハウスでのサービスは春と秋のみ。天候によっても行えない場合があります
シェフ 坂下政典氏 辻調グループのフランス校、「アラン・シャペル（2つ星）」「ギィ・ラソゼ（2つ星）」での研修を経て、軽井沢のホテル「ブレストンコート」に就職。メインダイニング「YUKAWATAN」にて地元の食材や川魚だけを使うなど、制限のある環境の中で7年間フランス料理を柔軟に学び、2013年には世界最高峰の料理コンクール「ボキューズ・ドール」に浜田統之シェフのアシスタントシェフとして出場して世界3位になる。その後再び渡仏し、「ミラズール（3つ星）」など南仏を中心に研鑽を積む。福井県に戻りフレンチの名店「ジャルダン」に3年勤める。日々、福井県の食材を活かしたフランス料理を作る中で、県外や海外からお客様を呼び福井に食で貢献することが目標になる。2023年5月にワトム農園が運営するレストランにスーシェフとして勤務し、同年12月のレストラン名の変更と同時にシェフに就任
その日の食材で作るアミューズ3点盛り。福井県の形を忠実に再現したチュイルの生地には自家製の干し芋を使用
石窯の熾火（おきび）で焼き上げた「若狭ホンシュウ鹿」は、薪の芳ばしい香りが食欲をそそる
米粉をまぶして石窯で一気に焼き上げたサワラ。表面はカリッと中はふっくらした食感を愉しめる
デセール。お米のムースと自家製の干し芋・干し柿のアイスクリーム。添えられているのは、石窯の余熱で温めた苺の出来立てのソース
「ハーブと苺のロゼ・スパークリング」。ハーブと苺の香りが愉しめ、酸味と甘味のバランスがよいのでどの料理にも合わせやすい。料理を盛り付ける器も、福井県の作家が手掛ける作品を取り入れている。
広大な畑の中にポツンと佇む〈Changérer〉。「WaTom」の看板と煙突のある黒い建物が目印