2021年、水戸市平須町にオープンの〈CINARIS〉は、地元はもちろん、首都圏を中心に他県からのオーダーも殺到する注目のパティスリーだ。
オーナーパティシエ・吉成隆宏氏が目指すのは、甘いものは甘く、酸味のあるものはしっかりと酸味を、香りを最大限に生かしたシンプルでメリハリのあるお菓子作り。素材選びに対するこだわりの強さは筋金入りで、修行時代から積極的に全国各地の産地を巡り、自ら選んだものを生産者から直接仕入れることを徹底している。中でも全国的に評価の高い紅はるかや那珂市産のかぼちゃ、笠間栗といった茨城県産の素材を活かしたお菓子の美味しさに定評があり、焼き芋のガレット、焼き芋紅はるかのキャラメリゼ、笠間栗を使ったバスク・バターサンドは、お取り寄せでも大人気のスペシャリテ。ただし、地産地消を押し売りするのではなく、海外や他府県の素材を積極的に使うことはもちろん、茨城県産のものでも特別な素材のみを使うことが吉成氏の信条だ。
このほかにもフィナンシェやパウンドケーキといった焼き菓子が豊富に揃い、味わいも見た目も極めてハイクオリティ。一つひとつ、丁寧に作られていることが写真からもお分かりいただけるだろう。焼き菓子をセットするボックスもセンスの良さが際立っていて、贈り物や手土産にすればお喜びいただけること請け合いだ。また、店舗ショーウインドーに並ぶケーキも思わず見惚れる美しさ。白を基調にした洗練された店内でケーキを選ぶひと時をゆっくりとお愉しみ頂ける。
屋号は、オーナーパティシエ・吉成隆宏氏の苗字の一部に、Special＝特別、Supreme＝最高）の頭文字「S」を付けた造語である。そこには、特別で最高なお菓子を多くの方にお届けする、という吉成氏の想いが込められている。「私が一人の菓子職人として学んだこと、人生を通して感じてきたことをお菓子に込め、人生の大切な瞬間により添い、想い出を共にするお菓子をお届けします」と、吉成氏。ご自身のためのご褒美に、ご家族での団らんのひと時に。そして時には贈りものや手土産に。いつまでも記憶に残る〈CINARIS〉のスイーツをあなたのそばに。
