Pâtisserie Café L'oiseau Bleu

Pâtisserie Café L'oiseau Bleu

フランスの伝統菓子とオリジナルケーキ
パンやジェラートにもこだわる洋菓子店

　山口きらら博記念公園の程近く、周防大橋の南に位置し、小郡阿知須道路沿い（県道212号）に建つ〈パティスリーカフェ ロワゾブルー〉は、こだわりのつまった洋菓子店。

　オーナーの棟久智之氏は、東京で洋菓子の修業を始め、その後フランスのパティスリーやブーランジュリー、レストランなどで研鑽を積み、表現や様々な技術を学んで帰国し、同店を2006年に開業した。コンクールでの入賞も数多く、新しい技法や食材について常に学びながら、独自の味と世界観を追求している。

　店内には、フランスで昔から長く愛されている伝統的なケーキや焼き菓子をはじめ、旬のフルーツをふんだんに使ったタルトやオリジナルのケーキが揃っている。そのほかにフランスのブーランジュリーで修業した本格的なバゲットやクロワッサン、様々な菓子パンやチーズ、ソーセージなどと焼き上げた総菜パンも並ぶ。コンクールでの受賞歴もある、素材を吟味して手づくりしたジェラートも見逃せない。

　また店にはカフェスペースとテラス席が併設されており、スペシャルティコーヒーや紅茶と一緒にケーキをゆっくり味わうことができる。夏期限定でパフェもメニューに加わる。ランチタイムには出来立てのカスクルートや煮込み料理のセット、フランスでは一般的なキッシュも食べることができる。ケーキやパンを購入して、店の近くにある広い公園でピクニックを楽しむのもよいだろう。

　フランスの古典菓子や伝統菓子はシンプルで素朴なものが多く、だからこそ難しいと語る棟久氏。使う食材や質にこだわり、手間暇を惜しまず、素直に“美味しさ”を追求するケーキは、下関市や周南市、萩市などから訪れるファンもいるほど。大手百貨店からも声が掛かるが出店はせずに、ここでしか買うことのできないお菓子を大切にしている。

　ここ〈ロワゾブルー〉は、遠方からでも足を運ぶ価値のある洋菓子店である。

店舗情報