ぬりー 関漆器店

会津の木地と会津で採れた漆だけを使い、伝統工芸士が塗り上げた逸品「麟閣」。華麗にして凛とした佇まいがあり、会津塗りのトップブランドとして認定されている
日常使いからご贈答品まで
創業113年の老舗漆器専門店
JR七日町駅近く、風情あふれる七日町通りをゆっくり歩くこと数分。街並みに溶け込む大正浪漫風の建物が、ご紹介する〈ぬり一(いち) 関漆器店七日町店〉である。会津若松の漆器専門店として一世紀以上の歴史を刻む同店は、地域随一の品揃えがまさに圧巻。日常使いの漆器から特別な日のための祝儀調度・慶事お祝い品をはじめ、大切なかたへのご贈答品まで、会津漆器をお求めの方であれば、先ずは訪れていただきたい。
広い店内には、選りすぐりの漆器が揃えられ、漆器に精通したスタッフが丁寧に対応してくれる。漆器の購入ははじめて…という方も、どうぞ臆することなくご来店を。選び方や扱い方など、漆器に関することならどんなことでもご質問いただきたい。オリジナルの製品をはじめ、同店での購入を問わず大切な漆器の補修にも応じてくれるので、こちらも併せてご相談を。
ひと口に漆器と言っても、箸やぐい呑み、茶器や卓上小物といった小さなものから、菓子鉢、盆、書籍入れ、タンス、引き出し、座卓、鏡といったインテリアアイテムのご用意もあり、まさに多種多彩。装いに風雅なアクセントを添えるペンダント、イヤリング、ピアスといったアクセサリーも人気が高い。
漆を採取する掻き子、樹の中から形を取り出す木地師、美しく丈夫であれと願いを込める塗り師、そして蒔絵師——。店頭に並ぶ漆器は、会津塗りに携わる職人の想を宿している。
日本の心ともいえる漆器は、丁寧に扱うことで長く使い続けることができるのも魅力である。眺めるも良し、使っても良し。あなたの暮らしの中に、会津の漆器を加えてみてはいかがだろう。

明るく広々とした店内で、ゆっくりとお買い物を愉しんでいただける

豪華な蒔絵で床の間を飾る飾り重は、代々受け継ぐ家のシンボルでもある。写真は秋草が描かれた「飾り重秋草」

最高峰の蒔絵技術を持つ同社デザイン室で繊細な蒔絵を施した「初音」シリーズは、国内外での記念品としても人気の品

丸みを帯び、光琳風の文筥に牡丹をあしらった「光琳文筥」は、木地、塗り、蒔絵とも会津の最高の技術を持った職人の手による最高傑作

会津伝統の蒔絵「会津絵」をあしらったお重や椀。松竹梅を全体に描き所々に魔除けを意味する矢が描かれた縁起の良い図柄が特長

漆を幾重にも塗り重ねることで丈夫さを増す
店舗情報
七日町店
住所 | 福島県会津若松市七日町3-36 |
電話番号 | 0242-85-7211 |
営業時間 | 10:00〜17:00 |
定休日 | 無休 |
本店
住所 | 福島県会津若松市中央1ー4ー12 |
電話番号 | 0242-25-0151 |
営業時間 | 10:00〜17:00 |
ホームページ | http://www.aizu.ne.jp/seki-sikki |