新潟 鮨一

大将の所作を見ながら握りたての鮨をほおばる…これぞカウンター席の醍醐味だろう。とても気さくな大将なので、初めて訪れる方も臆することなくどうぞ。先ずは今日のおすすめを聞きながら、旨い鮨と旨い酒を存分にお愉しみいただきたい
新潟の旬を上品な握りと
こだわりの銘酒で味わう鮨職人の店
新潟の港で水揚げされる旬魚と新潟の米。ここ〈新潟 鮨一〉で味わえるのは、地元新潟ならではの食材を使った旨い鮨。特別な日はもちろん、「今日は美味しい鮨を食べたいな」という日にも。暖簾をくぐればカウンターに立つ大将の笑顔に心も和む。ふらっと一人で訪れても、実に居心地の良い店である。
店主の寺尾孝二氏は福島県出身。東京の鮨店で見習いからスタートし、7年で板場を統べる花板に。縁あって新しくオープンする鮨店に誘われ新潟へ。そして、2021年に独立し〈鮨一〉を開業した。店はまだ新しいが、料理人としては長い年月を重ねてきた生粋の鮨職人。今ではすっかりこの地に根を下ろす新潟県民だ。
おすすめコースから、お好み握りや一品料理まで、お品書きも多彩な同店。こだわって揃える新潟や福島の銘酒も用意され、美味しい肴で盃を傾けたい時にもうってつけ。店は寺尾氏一人で切り盛りしながら、お客様一人ひとりに寄り添うきめ細かな接客を身上とし、例えば同じ魚でも、刺身や握りの他に、焼いたり煮付けたりと、可能な限りリクエストに応えてくれる。常連様はもちろんのこと、初めて来店された方でも同様に対応してくれる懐の深さだ。料理と合わせるお酒も、どうぞお気軽にご相談を。「うちは、気負わずに愉しんでいただける店です。遠慮なく食べたいものや調理法をお聞かせください。より美味しく召し上がっていただけるのですから、むしろ大歓迎です」と頼もしい。
シンプルに整えられた店内には、カウンターに5席と2つのテーブル席が用意され、まとまった人数の際には貸し切りもできるので、事前にご予約を。県外から訪れたお客様に新潟の鮨や魚を自慢するにもおすすめである。
肩肘を張らず、旨い鮨と旨い酒を愉しめる〈鮨一〉。どうぞ存分にご堪能いただきたい。

細かな包丁使い、丁寧な仕事が施された美しい握りは実に旨そうだ。一貫一貫が小ぶりに握られたその姿も上品で、新潟の旬の味覚を堪能できる

「アラのうす造り」。毎朝市場へ出向いて仕入れる魚介は新鮮そのもの

出汁をたっぷり含んだ揚げとシャリが口の中で混ざり合う「いなりずし」は絶品。ぜひ食べていただきたい

日本酒にこだわる同店。3本(悠天、翔空、越の八豊)は新潟市北区の蔵元でつくられたもの。また、味噌や醤油も同じく北区でつくられたものを使っている

格子状の白木壁、紅紫色に染めた暖簾が風に揺れる美しい外観

テーブル席は4名様用と8名様までがご利用できる2つをご用意。ご家族や会食の席としてどうぞ。完全個室ではないので、まとまった人数の際には両方のテーブルを使って食事を愉しめる
店舗情報
新潟 鮨一
住所 | 新潟県新潟市北区白新町2-10-36 |
電話番号 | 025-256-8008 |
営業時間 | 昼 11:30~14:00 (L.O.13:30) 夜(月〜土) 17:00~22:00 (L.O.21:30) 夜(日・祝) 17:00~21:00 (L.O.20:30) |
平均予算 | 昼 4,000円 夜 12,000円 ※平均予算は税込み金額の目安です |
定休日 | 水曜日、その他不定休 |