株式会社アダル
![2024fukuoka_adal3 い草のパネルで2人掛けソファの3方を囲むことで、静かにリラックスできる空間を作り出す「天山」。い草の織りと天然木の枠、格子組みの丸窓が和の趣を感じさせ、スチール製の脚部ですっきりとしたモダンな印象を添えている](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024fukuoka_adal3-e1697593978672.jpg?w=956&h=791&ssl=1)
サスティナブルで美しい
い草を使った新感覚の業務用家具
〈アダル〉というブランド名を初めて耳にする方もいるだろう。けれど、おそらく、ホテルやレストラン、ショッピングモールや病院といった様々な場所で、同社の手掛けた家具を一度は目にし、無意識にソファに腰を下ろしたことがある方はかなりの数になるはずだ。
昭和28年、飲食店の椅子の張替えからスタートした同店は、高度成長期の文化の振興に伴いその業態を拡大し、早期から海外生産にも挑戦する等、公共の空間を業務用家具を通じて豊かにしてきた存在でもある。
デザインのテイストは、完全オーダーメイド品を含め実に多種多彩。今回写真でご紹介しているのは、「Look into Nature」というい草を用いた新ブランドで、自然にインスパイアされたデザイン、そしてサスティナブルな素材の選定をベースにしたハンドメイドのコレクションとなっている。
消臭効果をはじめ、空気の浄化機能、湿度調節をはじめ、リラックス効果や難燃性・耐久性に富んだい草を用いた畳は、まさに日本人が培ってきた生活の知恵。ライフスタイルの変化から、い草の需要が急激に減っていることを受け、何か力になれないか…という問いからスタートしたこのコレクションは、世界最大規模の家具見本市「Milano Dsign Week 2023」に出展され、海外の多くの方々から高い評価を獲得している。そして、我々日本人にとっても、い草の美しさと可能性を改めて見直す画期的な作品であることは言うまでもないだろう。
業界随一の自社工場を2020年5月に新築移転して、大規模なスケールと技術力と並行して、個人商店として創業した際の精神—お客様の期待を超えたいという職人魂も、大切にしているモノづくりのスタンスだ。〈アダル〉の家具は、これからも、空間はもちろん、暮らしの意識までを変えていくに違いない。
![2024fukuoka_adal6 2024fukuoka_adal6](https://i2.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024fukuoka_adal6.jpg?w=318&h=476&ssl=1)
![2024fukuoka_adal7 一筆書きのように描かれた、座面から背もたれにかけての優美なラインが印象的な「葉月」。オレンジに染めた、い草のグラデーションカラーとソファのシンプルな形状の融合美が追求されている](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024fukuoka_adal7.jpg?w=317&h=476&ssl=1)
![2024fukuoka_adal5 日本の美しい滝にインスピレーションを受けた「落水」。壁面パネルの装飾性とベンチ機能を融合させた独創性が見事だ](https://i2.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024fukuoka_adal5.jpg?w=313&h=476&ssl=1)
![2024fukuoka_adal1 直線的なフレームを持つ「彩雲」は、凛としたシャープな佇まいのラウンジチェア。背面に配されたい草で後ろ姿も印象的](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024fukuoka_adal1.jpg?w=476&h=714&ssl=1)
![2024fukuoka_adal2 2024fukuoka_adal2](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2024fukuoka_adal2.jpg?w=476&h=714&ssl=1)
店舗情報
株式会社アダル
住所 | 福岡県福岡市博多区金の隈3-13-2 |
電話番号 | 092-504-4141 |
営業時間 | 9:30~18:30 |
休業日 | 土・日・祝 |
ホームページ | http://www.adal.co.jp/ http://www.adal.co.jp/lookintonature/ |