神々の林檎
合同会社まっかなほんと
![2022aomori_makkanahonto1 先代である父親から引き継いだりんご農園。自然栽培農法の一つにりんごの周りの葉は取らないとあるが、りんごが葉の影にならないように何度も何度もりんごを回して、太陽の光が万遍なく当たるようにしているという。根気のいる、気の遠くなるような作業も怠らない](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2022aomori_makkanahonto1.jpg?w=956&h=717&ssl=1)
自然環境によくないことはしない
無農薬、化学肥料不使用の自然栽培農法
2004年、先代である父親の他界で始めたりんご作り。それまで農業には従事しておらず、素人同然でりんご農園を継いだという「合同会社まっかなほんと」の代表 對馬正人氏。
そこから無農薬・化学肥料不使用のりんご栽培が始まる。周りからは無謀だとの意見もあったというが、「家族や子供たちに安心安全なりんごを食べてもらいたい」という強い想いから挑戦する。その結果は、皇室献上品となる逸品を作るまでのりんご農園になったのである。
誌面タイトルにある〈神々の林檎〉とは、選りすぐりの最高級りんごだけに与えられるブランド名であり、りんごの他に、りんごジュースにもこのブランド名が使われる。
そんな高級りんごを栽培するために行っているのは、自然のメカニズムを活かした「自然栽培農法」だという。具体的には、農薬や化学肥料・除草剤は使わず、 さらに冬に剪定した枝をも土に返し、草を刈ることも、葉も取ることもしないといった、より自然に近い環境で栽培することだという。一見すると放置栽培しているかのように感じるがそうではなく、自然界の虫や菌たちと共存共栄し、調和が乱れそうになったときだけ、人間が調和を戻す手伝いを行うというのだ。この栽培方法を始めてからは、りんごの“つる”が太くなり、強風でも落ちることなく元気に育つのだという。もちろん必要な摘果や剪定は行うが、この作業も全て手作業で行われる。對馬氏は、剪定で出る枝さえも燃やすことは自然によくないと考えている。基本的には「自然環境によくないことはしない」という考え方なのだ。すべては安心で安全なりんごを作るという強い想いの表れであろう。
毎年、その想いに応えるように最高の実をつけるりんごの木。同園のりんごは、りんご本来の美味しさを教えてくれる。ご購入は同社ホームページから。もちろん販売数量は限定となるので、どうぞお早めに。
![2022aomori_makkanahonto3 朝日を浴びるりんご](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2022aomori_makkanahonto3.jpg?w=635&h=422&ssl=1)
![2022aomori_makkanahonto5 りんごの花](https://i2.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2022aomori_makkanahonto5.jpg?w=317&h=422&ssl=1)
![2022aomori_makkanahonto2 りんごの手入れを行う對馬氏。手間をかけた分、それに応えるように見事なりんごが育ち、「青森県特別栽培農産物 農薬不使用・化学肥料不使用」第1号として認証されている。](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2022aomori_makkanahonto2.jpg?w=611&h=459&ssl=1)
![2022aomori_makkanahonto4 〈神々の林檎〉と、世界遺産白神山地から培養した天然酵母が生み出す優しい甘さと爽やかな後味のシードル still plant (スティル プラント)](https://i2.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2022aomori_makkanahonto4.jpg?w=341&h=228&ssl=1)
![2022aomori_makkanahonto6 サンふじ・王林・サンジョナ・金星の4品種のりんごを搾ってブレンドした完全無添加のりんごジュース。秋の収穫後直ぐには搾らず、約5ヵ月間追熟させる。この間も寒風にさらして余計な水分を飛ばして甘みを凝縮させる。こだわりの製造過程で、他には無い極上のりんごジュースとなる](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2022aomori_makkanahonto6.jpg?w=341&h=227&ssl=1)
店舗情報
合同会社まっかなほんと
住所 | 青森県弘前市折笠字法立堂17-5 |
電話番号 | 090-6455-0037 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 土曜日、日曜日 |
ホームページ | http://makka.shop-pro.jp/ |