越後桜酒造 白鳥蔵

〈越後桜酒造 白鳥蔵〉の全景写真。明治初期に建てられた旧蔵は、新潟地震と老朽化により解体され、品質と生産能力向上のため2009年に全面改装された
品質向上と新たなチャレンジで
お客様に喜んでいただける酒づくりを
お客様の“この旨さでこの価格ならお得”という声を聞きたくて、期待を超える品質を目指し続ける〈越後桜酒造〉。高精白の米をじっくり仕込むことで、まろやかで柔らかく、澄み渡る酒が出来上がる。
白鳥の飛来地としてラムサール条約にも指定されている「瓢湖」からほど近い、国道49号線沿いに〈越後桜酒造〉はある。1890年、水原町(現在の阿賀野市)にて、白井酒造として創業。当時から盛んに稲作が行われていたことから、地元の米を使用し、自然豊かな五頭の山々から湧き出る伏流水で仕込んだのが始まり。今では、100年以上の歴史を持つ老舗である。
米に水を吸収させる浸漬(しんせき)水を均一にするための“ザル返し”を行い、昔ながらの和釜(こしき)を段重ねにし、せいろ蒸しのように蒸しあげていく。さらに美味しさを追求するため0.1度刻みで温度管理を徹底。蔵は独自の設計で、大吟醸を1万石(1升ビンに換算すると100万本)生産することが可能だ。
2009年には、歴史ある酒蔵を全面改装して、最新式の設備を導入。伝統の酒造技術を守りながら、新しい酒づくりにもチャレンジしている。
地元の観光スポットにもなっている「白鳥蔵」は、白鳥が湖面を飛び立つ姿から名づけられた。ここでは蔵出し生しぼりなどを試飲できる利き酒コーナーが人気だ。売店もあり、市場に出荷していない希少な生酒や季節限定商品、甘酒等を取り揃えている。地元企業の醤油や染工場の前掛けや手ぬぐいといった雑貨も充実しており、近隣はもちろん県外からのお客様にも親しまれている。
新潟の大自然に育まれた米と水、伝統の技術で蔵人が丹精込めて醸した銘酒を是非ご家庭で。今宵は気のおけない友と、とっておきのお酒で酔いしれたい。

写真ではわかりにくいかもしれないが、新潟県限定発売の「白鳥蔵 紙パック」は、4斗樽3個分と同じ大きさというビックサイズ! インスタ用に作成され、約170㎝もある。同社売店にお立ち寄りの際は記念にどうぞ

手づくりで丁寧に醸す数量限定の「斗瓶取り大吟醸 越後桜」。その上品な味わいは、各種鑑評会で数々の受賞歴を持つ同社の技術でつくり上げる特別な一品。電話予約にて購入も可能である

「全国燗酒コンテスト2020お値打ちぬる燗部門」にて最高金賞を受賞。他にも、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2022メイン部門」にて最高金賞を受賞するなど、「大吟醸 越後桜」は、各種コンテストで最高評価を獲得する高品質なお酒である

日本酒をさらに世界へ広めることを目的とした品評会、「ボルドー酒チャレンジ2021」にてゴールドメダルを受賞した「越後桜38大吟醸」。また、International Taste Institute(国際味覚審査機構)にて最高ランクの三ツ星も取得している


店舗では、VRゴーグルにて蔵の様子を見ることができる(電話予約必要)
店舗情報
越後桜酒造 白鳥蔵
住所 | 新潟県阿賀野市山口町1-7-13 |
電話番号 | 0250-62-2033 |
営業時間 | 10:00〜16:30 |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) |
ホームページ | https://www.echigozakura.co.jp |