旧師団長官舎レストラン・エリス
114年前へのタイムトリップを愉しめる
国内でも希少な文化財レストラン
〈旧師団長官舎 レストラン・エリス〉は、第13師団長官舎として竣工してから111年目の2021年にオープン。青森県と愛知県の旧師団長官舎と併せて国内に現存する3つの旧師団長官舎のうちの一つで、創建当時の状態に復元されているのは、唯一この建物のみという希少なものだ。
明治期の面影を宿す同館は、1階は天井が4メートル近くもある洋室で、2階は和風。優雅で美しい空間で、往時の中将たちがどんな料理を味わっていたのか、正しい資料は残念ながら残されてはいない。が、もし同店のシェフ・米谷太雅氏がタイムスリップしたならば…?という視点で組み立てられる料理は、建物と同じく和洋折衷のスタイルの約10品から13品のおまかせコースをご提供。富山県や長野県が新潟市よりも近い上越ならではの地の利を活かし、長野の高原リゾート・妙高戸隠、魚沼、富山湾や佐渡も含めた上越近隣の季節の食材がふんだんに使われている。また、同店の前身が2020年夏発刊のミシュランガイド新潟特別版にて上越地方で掲載された数少ないレストランであり、上越地方で唯一ワインの評価もされたことも特筆すべき点だろう。国内でも屈指の醸造所として知られる長野県の小布施ワイナリーをはじめ、近隣のワインも目利きのものが揃っている。
現在、館内5室がレストランとして利用されているが、お迎えするのは1部屋に1組が基本。建物に合わせた組子屏風をはじめ、やわらかな光で室内を照らす電灯や、上越市内の老舗「猪俣美術建具店」の特注品のテーブルに椅子、新潟の作家が手掛けた器やカトラリー等、細部に至るまでこだわりを。レストランウエディングをはじめ、庭園での挙式やオリジナルの人前式にも対応し、ディナータイムには一棟まるごと貸切ることも可能なので、祝賀会や各種パーティーにも。
開業当時はコロナ禍により時間や人数、提供方法に制限がかかる状況ではあったが、収束も見え、より一層豊かな滞在時間を過ごせるようになったことも嬉しい知らせだ。ノスタルジックな空間と和洋折衷の料理と共に愉しむ110年前への小旅行を、大切な方を伴ってあなたも是非に。
店舗情報
旧師団長官舎レストラン・エリス
住所 | 新潟県上越市大町2-3-30 |
電話番号 | 025-526-5903 |
営業時間 | Lunch 11:30〜14:30(L.O. 12:30) Dinner 18:00〜22:00(L.O. 19:00) |
平均予算 | Lunch 7,000円(税込) Dinner 12,000円(税込) |
定休日 | 月曜日 |
ホームページ | http://www.r323403.gorp.jp/ |
※平均予算は税込み金額の目安です