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意識の高い人は取り入れている アンチエイジング医療 vol.1

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Anti-Aging

Special Contents

意識の高い人は取り入れている
アンチエイジング医療 vol.1

〜 今回のコラム 〜

- 点滴療法 -
自分を知ることで効果的に
内面から元気に美しく
群馬県 前橋温泉クリニック
院長

岩波 佳江子

〜 Japan Brand Collection 掲載歴 〜

群馬版 2017/2018/2019/2020/2021/2022
PREMIUM WELLNESS LIFE 2020

〜 院長の紹介 〜

日本整形外科学会認定整形外科専門医、日本抗加齢医学会認定専門医、日本温泉気候物理医学会認定温泉専門医。地域の人々へ病気予防の大切さを、地道な努力で呼びかけ続けている。子育てと両立し、ハードな毎日をこなしながら豊富な趣味も愉しむというパワフルさ。それでいて、力みのない自然体の笑顔が印象的な女性だ

〜 経歴 〜

前橋市生まれ
1999年  獨協医科大学医学部卒
2005年  同大学院卒
2006年7月 前橋温泉クリニック開業
日本整形外科学会認定専門医
日本抗加齢医学会認定専門医
日本温泉気候物理医学会認定温泉療法専門医

 アンチエイジングというと外見的な美しさを追求するものと思われがちですが、本当の意味を知ると、決してそうでないことはわかります。「抗老化」や「抗加齢」と訳されるアンチエイジングを医療に取り入れたのが「アンチエイジング医療」。生活習慣を改善して老化速度をゆるやかにし、健康長寿を目指すものです。

 最近、女性だけでなく、ミドル世代の男性からも需要が高まっているというアンチエイジング医療。整形外科、内科、美容皮膚科を専門とする前橋温泉クリニックの岩波佳江子院長に人気の治療と効果を教えていただきました。

■アンチエイジングライフで内側から元気に

 

「アンチエイジング医学発祥の地であるアメリカでは、内側の若さを保つのがメインの考え方」と岩波先生。より多くの人がアンチエイジングを意識して生活するようになると、健康寿命が延び、介護を必要とする人も減るでしょう。多くの人が「できれば避けたい」と思っている、寝たきりや認知症の予防にも有効です。

年齢を重ねても自分の足で歩いたり食べたりすることが、自信につながり、前向きな気持ちにさせます。QOL(生活の質)を向上させ、生き生きとした毎日を過ごすうえでも欠かせないアンチエイジングライフが、みんなに共通する大切なものであることがおわかりいただけるでしょう。

■無駄なく血中に入って即効性も高い「点滴・注射」

 

アンチエイジングライフの基本は、栄養バランスを考えた食事と、適度な運動。「結構、地味でしょう」と岩波先生は微笑みます。

食事と運動に気を付けていれば、ある程度、自分自身で予防はできるそうですが「検診では特に問題がなかったけれど、疲れやすかったり、気力がわかなかったりする方の来院が増えています」と話します。

そんな方におすすめなのが、点滴や注射。健康維持や疲労回復など、目的に対して効果のある成分を血管に直接注入するというものです。メリットは、薬剤が直接血液中に入ることで、有効成分が無駄なく全身に行きわたること。所要時間が短いうえ、即効性も感じられるので時間がない方にもぴったりです。

点滴や注射の種類は、疲労回復、動脈硬化予防、美肌など、目的によってさまざま。医療機関では、カウンセリングをして一人ひとりの悩みに応じた治療を受けられるので安心です。保険適用外なので、病院によって値段はさまざまです。

■症状に合った治療で悩みを解消

 

・疲労回復に「にんにく注射」

肩凝りがひどくて辛いとか、今日明日でもうひと頑張りしたい、というときにぴったりなのが「にんにく注射」です。主成分は、疲労回復に有効なビタミンB1。即効性があるのが大きな特徴で「早い人は打っている間に、顔に赤みが差すほど」なのだそうです。静脈注射なので、わずか数分で終わるというのも、忙しい人には魅力です。

 

・血管疾患の予防、美白、がん治療にも「高濃度ビタミンC」

1回に15g以上のビタミンCを静脈から点滴します。抗ウィルス作用、免疫力アップなどで知られるビタミンCですが、コラーゲンを作るときに必要不可欠な成分でもあるのです。コラーゲンは線維状のたんぱく質の一種で、骨や皮膚をはじめ、血管や胃腸の壁を作るのに欠かせません。ところが、加齢や紫外線による光老化でコラーゲンを作る力が弱まってしまうのです。コラーゲンを生成するビタミンCを取り入れることで血管を若々しく保ち、動脈硬化に代表される血管疾患を予防にも役立ちます。「レントゲンで動脈硬化がみえるまでに20年を要します」と岩波先生。自覚症状はなくても、早めの対処が予防効果を高めます。

また、シミの原因となるメラニン色素を分解する働きもあるため、美白効果も期待できます。ビタミンCは風邪を引いたり、ストレスを受けたり、タバコやアルコールを取ることでも失われますので、こまめに取り入れることが予防にもつながります。

さらに、がんの補助療法としても知られ、抗がん剤との併用で副作用を抑える働きもします。がん家系で予防のために定期的に打つ、という人も増えています。

 

・慢性疲労、アスリートの運動能力向上にも「マイヤーズカクテル」

男性にも女性にも好評なのが「マイヤーズカクテル」。ビタミンB1、2、3、5、6、12にビタミンCを配合した点滴です。インフルエンザや感冒、慢性疲労、片頭痛、喘息、うつ病、アスリートの運動能力向上など、さまざまな症状に対する効果が期待できます。

まずは医療機関できちんとカウンセリングを受け、自分にぴったりの治療を選んでもらいましょう。

 アンチエイジングの基礎は栄養バランスの取れた食事と適度な運動ですが、場合によっては、無駄なく効果を得られて即効性の高い「点滴・注射」も利用していきたいですね。

 次回は、アンチエイジングにおいて大事な要素についてご紹介します。

 

「美容医療」に続く

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