日本百景にも指定される霞ヶ浦からほど近く。明治22年に創業の〈料亭 霞月楼〉は、水郷のまち・土浦に暖簾を構えること135年。霞月楼という趣のある屋号は、本家でもあり先輩格の「割烹 日新楼」の“日”に対し、霞ヶ浦に映る“月”に因んだもの。
霞月楼をこよなく愛した山本五十六元帥をはじめ、空の英雄チャールズリンドバーグ氏とアン夫人、退任後の吉田茂元首相等、世界史にその名を残す多くの偉人や文人墨客が、ここ霞月楼の料理を味わい風雅な庭を愛でた、まさに老舗である。
歳月を宿す上質な館内には、8畳間から百畳間までの9室の閑静な個室が用意され、その気品あふれる佇まいは、結納や顔合わせといった慶事をはじめ、法要や接待にも相応しく、ごく内輪でのご会食から大人数の会合まで、人数やシーンに合わせて最適な客室をお選びいただける。いずれの客室にも感染症対策の為、高性能の換気設備が新設されているので、ご利用の際にも安心だ。
また、東京や大阪の名店で経験を積んだ気鋭の料理人・菊池智則氏の包丁の冴えが素晴らしい。長きにわたり培われてきた伝統の技を大切にしつつ、新しい感性を取り入れた月替わりの会席料理は目と舌を存分に愉しませ、日本という国が四季が巡る美しい国であることを、今一度思い起こさせてくれる。料理を引立てる芳醇な地酒・銘柄酒をはじめ、和食との相性を考えてセレクトされたワインも目利きのものが揃っているので、運転のご心配なき方は是非お試しを。ほど良い距離を保ちつつ、快適に心地良くお過ごしいただける様に配慮が行き届いた接客も、老舗ならではのものだろう。
霞月楼所有の屋形舟「霞月丸」を一艘貸し切りで、霞ケ浦の波の音に耳を傾け季節を味わうプランのご用意もあるので、水郷のまち・土浦ならではの風雅なひと時を是非一度。
