OIGEN FACTORY SHOP
![おいしい料理を「つくる」の基本が、むずかしい理屈抜きでしっかり詰まった鉄鍋シリーズ「MARUTTO(マルット)」](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2020iwate_oigen02.jpg?w=956&h=638&ssl=1)
暮らしの中の“愉しさ”を追求する南部鉄器の老舗
その魅力を世界に発信する直営店
岩手を代表する伝統工芸・南部鉄器。黒く無骨な急須や鉄瓶を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。正直なところ、便利な家電製品に慣れきった現代人にとって南部鉄器は扱いが面倒で手間がかかる。しかし、その手間さえ愉しさに変えてくれる何物にも代えがたい魅力を持っている。
鋳物の産地岩手県奥州市で、創業から168年もの間人々の生活道具である鉄鍋や鉄釜を作り続けてきた老舗・及源鋳造は、自社の製品を販売する直営店〈OIGEN FACTORY SHOP〉を展開。世界に向けて南部鉄器の魅力を発信し続けている。
同店は、南部鉄器の工場が軒を連ねる街の一角に店舗を構える。モダンな雰囲気がありながら、随所に岩手らしさや工場らしさを表現した内装を取り入れている。南部鉄器の販売店として1、2を争う商品バリエーションがあり、お馴染みの急須や鉄瓶だけでなく、鍋、フライパン、グリルパン、キャセロールなど65種類以上にも上る。どれも1点1点熟練の職人が手作業で作った逸品だ。特に鍋やフライパンは多くのプロ達が愛用しており、鋳鉄ならではの表面温度の高さと蓄熱性に優れ、理想的な火入れを実現できることに定評がある。鉄瓶や急須は見た目に重厚感があるが、使えば使うほど味わいがでてくる。ショップに併設するファクトリーキッチンでは、不定期で料理イベントが開催されるので要チェックだ。
南部鉄器が世界的なブームになっている現在だが、及源鋳造の職人達は、「より便利、より多く、より安くという競争にはついていけず蚊帳の外になっているのかもしれない」と語る。南部鉄器は決して便利ではない。しかし、便利な暮らしと引き替えに忘れてしまった愉しさを感じさせてくれるのも、また南部鉄器の魅力に他ならないのだ。
〈OIGEN FACTORY SHOP〉は、南部鉄器はどことなく敷居が高いという人にこそ訪れてほしい店。まずは手にとってみることから始めてみてはいかがだろうか。
![鉄鍋で料理する醍醐味を約束してくれる「SOLITTO(ソリット)」は、普遍的なカタチだからこそこだわり抜いたディテールが光る 絶妙の角度を持つ深い側面、レザーのような質感が滑り止めの効果もあるハンドルなど、シンプルなデザインの中に一生ものとして愛用できる工夫が施されている](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2020iwate_oigen03.jpg?w=388&h=259&ssl=1)
![](https://i2.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2020iwate_oigen04.jpg?w=172&h=259&ssl=1)
![終戦直後、3人の子供達にパンを焼いて喜ばせたい…そんな想いで手にしたジュラルミン製パン焼器 「TAMIPAN(タミパン)」は、宮城県石巻市在住のタミさんこと近江タミ子さんの想いが詰まった時代と共に進化するロングセラーだ](https://i2.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2020iwate_oigen05.jpg?w=388&h=259&ssl=1)
![しっかりした鉄蓋によって、おいしさを閉じ込める 見た目にも愛着の湧く、まるっとまるい「MARUTTO(マルット)」は、職人の想いがまるっと込められた料理のための本格的な道具だ](https://i0.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2020iwate_oigen06.jpg?w=659&h=440&ssl=1)
![](https://i1.wp.com/jbc-web.info/wp/wp-content/uploads/2020iwate_oigen07.jpg?w=293&h=440&ssl=1)
店舗情報
OIGEN FACTORY SHOP
住所 | 岩手県奥州市水沢羽田町 字堀ノ内45 |
電話番号 | 0197-24-2411 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 水曜日、年末年始 |
ホームページ | http://oigen.jp/ |